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2006年2月18日 (土)

アルタベーン Allt-a-Bhainne

引き続き蒸留所のゲール語解読をやります。
アバフェルディの次は、アベラワーだと思っている方は下記をごらんください。もう終わってます(笑)。土屋氏の解読も簡単にしか書いていないけど間違いはありません。

http://bailebeag.cocolog-nifty.com/scotland/2005/10/aberlour_c4e4.html

ということで、次はアルタベーンです。

1)ミルク色の小川
2)ミルクの小川

ゲール語の読み方は、アルタヴァーヌ。この解釈に特に問題はない。ミルク色としているかミルクのとしているかの違いしかないが、同じことと思う。この蒸留所のそばには、かつて、乳牛の施設があったことに由来しているそうだ。
なぜこれを取り上げたかというと、定冠詞付き名詞の属格の説明がないまま、解釈がされているから。bainne は、牛乳という意味の男性名詞。b,p,m,c,g が単語のはじめについている場合に”~の”という意味を定冠詞付き属格で表現するときには、定冠詞 an が、a' となりさらに、最初の文字の後にhを入れてその形を作る。つまり of the milk に相当するのが、 a' bhainne ということ。
allt はゲール語で小川を意味する男性名詞。英語で creek と表現される小川は、スコットランドでは burn と書かれることの方が多い。本来は、the burn(creek) of the milk となるべきなのに、最初の the に相当する an が allt についていない。これもゲール語文法のルールで、the ○○ of the xx という場合には、xx につく the に相当する定冠詞 an のみを残し、○○についている the に相当する an をつけないのだ。
全くゲール語文法通りで書いても、allt a' bhainne となって、英語表記とほとんど同じになる。

1)ミルク色の小川
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P14-15.

2)"Burn of Milk" This area was used to milk cattle.
サイト http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

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