« Gaelic meanings of Strathspey names | トップページ | ブレイヴァル Braeval »

2006年3月31日 (金)

図説 スコットランド

2006年国際交流フェア2006という催しが3月25,26日に神戸ハーバーランドで開催され、それに出かけてきた。日本スコットランド協会のブースで次の本を見つけたので、早速購入し、読んでみた。zusetu

図説 スコットランド
佐藤猛郎・岩田託子・富田理恵 編著
河出書房新社 2005年12月出版
ISBN4-309-76072-4
1800円+税 全144ページ

スコットランドについて次の4章立てで丁寧に説明してある。
 第1章 英国の北の大地(P5-32)
 第2章 スコットランドを知る(P33-86)
 第3章 スコットランド史(P87-106)
 第4章 スコットランド見尽くす(P107-141)
第1章では、観光でよく行くであろうエディンバラとグラスゴーについて紹介して、メインの観光地を押さえてある。第2章では、章の名前どおりについて、スポーツ、映画、言葉、小説、ウイスキー、食べ物などについて詳しく説明している。第3章では、歴史上の有名人物を紹介する形でスコットランドの歴史を概説している。また、日本にかかわったスコットランド人の項目は簡潔であるが一読の価値がある。第4章では、第1章で取り上げたエディンバラとグラスゴー以外の観光ガイドである。網羅的に取り上げているために、簡潔にまとめられている。

スコットランドに関する知識を仕入れてから、旅行に行きたいと考えている方などにとっては、本書のみでスコットランドに関する知識をまとめておけるのではないかと思う。
第2章で取り上げている項目は、深くはないか簡潔でよくまとまっている。興味がでた方は、さらにそこから深く掘り下げるような本を読めばよい。
逆に言えば、全体感を既に持っているような方には、あまり必要とするところがない本でもある。
それに、第3章では、人物中心の紹介はよいが、スコットランドの歴史全体の説明が年表のみになっているため、全体感が持ちにくい。その点はこの本のコンセプトからみてちょっと残念な点である。さらに、1707年のイングランドとの連合国家成立の前後100年ぐらいの出来事を通じて、今のスコットランド人が、なぜイングランドに対して複雑な気持ちを持っているかということを説明しておいてもらえれば、旅行者にとっても参考になったであろう。
第1章と第4章は他の旅行書に良いものもある。網羅的にしようとするとどうしてもこうなってしまうが、他の旅行書を読んだ方には不要な章であろう。

さて、悪口を書いたので説得力がないかもしれないが(^^; まだスコットランド旅行に関する旅行書を読んだことがなければ、本書は絶好の入門書となるだろう。

|

« Gaelic meanings of Strathspey names | トップページ | ブレイヴァル Braeval »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88375/9265932

この記事へのトラックバック一覧です: 図説 スコットランド:

« Gaelic meanings of Strathspey names | トップページ | ブレイヴァル Braeval »