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2006年5月31日 (水)

「樽とオークに魅せられて」

27,28日から少し時間があいたけれど、山崎蒸留所のショップで買った本の紹介。

  書 名:「樽とオークに魅せられて」
  著 者: 加藤定彦
  出版社: 阪急コミュニケーションズ ISBN4-484-00204-3
  価 格: 2500円+税

目から鱗の本でもあったし、サントリーの樽はこんなにオークと樽を愛する人々によって作られていたのだということを認識した本でもあった。
著者は樽作り一筋40年という技術者である。大学で林業を修めサントリーでずっと働いていた方である。このような方々にサントリーのウイスキーは支えられていたのだ。
かといって、樽のことばかりではない。この著者は、樽の材料であるオークについて、つっこんで研究されている。ヨーロッパのオークとアメリカのオーク、もちろん日本のオークの違い、特徴をつかんだ上で、そのオークと樽について思い入れたっぷりに書いてある(なんせ、世界3/4のオークの再分類はこの方の手になるもので、世界的にも評価されている仕事だそうだ)。
古いアメリカのオークからは、馬蹄やチェーンや銃弾などがでてくることも珍しくないそうだ。そんな古木を切らなければ生産できない樽というものを考えたときに、植林も重要なこと。いまは、ボランティア団体をつくり、植林をされているということだった。
著者とその仕事に敬意を表したくなる本で、このような方をはぐくんだサントリーにますます関心が湧いてきたのだった。

スコットランドの歴史やゲール語がでてこない本に対してはとても優しい書評を書いている自分にちょっと驚いていたりする(^^;

そうそう、オークという英語 oak は、あまり考えずに樫の木だと思っていたら、実は楢(ナラ)の木の方が学問的には正しいということだった。だからミズナラという楢の木が樽に使われたわけだ!
きっとわたしと同じように oak は樫の木と思っていた方、思っている方が日本には沢山いるに違いないと思う。

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