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2006年6月30日 (金)

古いウイスキーの味

古いウイスキーと言っても、30年熟成というような話ではない。
ここしばらくモルトウイスキーを好んで飲むようになって感じ始めていることがある。それは、同じ熟成年数だというのに1960年代や70年代に蒸留されたウイスキーはとてもおいしいということ。8年や12年熟成のものでも現代の8年や12年ものよりおいしいと感じるのだ。特級表示がある時代の Glendronach12年や Dalmore12年、Glenfiddich などを飲むチャンスに恵まれたせいでもある。知らなければよかった幸せかもしれない(笑)。
そして、蒸留所が閉鎖されたため比較しようもないけれど70年代に蒸留された Glen Albyn10年や Glen Mhor10年とかおいしいよなぁ~って思う。これらの既に閉鎖された蒸留所のお酒は、二度と生産されることはなく失われる一方だというのが非常に悲しい。

なぜ60年代や70年代のウイスキーがおいしいか?その理由は、、、、、よくわからない。
ちょっとしたヒントは、CWニコルが書いた「ザ・ウイスキーキャット」という本にあったがそれがどの蒸留所にも当てはまるのかどうかはわからない。

80年代にウイスキー業界は大きな不況を経験しスコットランドの多くの蒸留所が閉鎖するにいたった。生き残った蒸留所も販売数量を拡大したりコストを下げるための必死の努力をした。これ自体は悪いことではない。しかし、味が変わったと感じるのに10年以上かかるこの飲料の場合に、そこから立て直してもやはり10年以上かかるということがわかってもらえると思う。

平均して80年代半ばに製造プロセスなどを変えてなんとかコストをさげ、販売数を増やして生き残ったとしよう。10年あるいは12年後、変更したプロセスのウイスキーの評判がでるのに、90年代半ばになってしまう。そして、さらに改良したプロセスを短時間で投入できたとしても結果がでるのは、今度はちょうど今頃あるいはさらにこれからということになる。

その例に当てはまるかもしれないと思うのが、わたしのお気に入りの一つであるボウモアだ。60年代後半のボウモアは言いようもないほどすばらしい。最近までのボウモアはおいしいと思えない味のときもあったけれど、ごく最近のボウモア12年は、”らしさ”を取り戻してるような気がするのだ。

かつてとは気候も少しづつ変わり生産される大麦の味も変わってきた中で、ボウモア同様きっと他の蒸留所も努力を続けているに違いない。もうしばらくするとウイスキーはもっとおいしくなるに違いないと勝手に想像している(笑)。

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2006年6月29日 (木)

シカ+ネコでヤマネコ ゲール語の不思議

先日、グレンフィディックはゲール語で鹿の谷という意味ではないということを書いた。
そこで、ゲール語の辞書を眺めていたら、とても面白いことがわかった。
シカという単語は男性名詞で fiadh フィガ(もしくはフィグ) である。この他に、形容詞でfiadhaich とするとシカのという意味以外に野生のという意味や狩猟という意味がでてくる。まぁ野生以外のシカは少ないだろうし、狩の対象だったのだろうから。
これをふまえると、fiadh の後に、単語を付けるといろんな意味がでてきても意味がわかる。
例えば、リンゴという意味の abhal アワ(ヴァ)ル を付けると野生のリンゴという意味になるのだ。
 その他の例をあげておこう。
 1)fiadh-abhal シカ+リンゴ → 野生のリンゴもしくは野生のリンゴの木
 2)fiadh-bhreac シカ+斑点がある → ダマジカ
 3)fiadh-chat  シカ+ネコ → ヤマネコ
 4)fiadh-chu   シカ+犬 → オオカミ
 5)fiadh-chullach シカ+豚 → イノシシ

シカに犬でオオカミもなかなかだし、シカにネコでヤマネコも笑う。シカにブタでイノシシも良くできた単語のように見える。頭がシカで体がイヌとかネコとかブタを想像した方はいっしゃらないだろうか。わたしは、それを想像して吹き出してしまった。

文法的には、シカの後に続く単語が全て aspiration もしくは lenition と呼ばれる変化を起こしていることに注意されたい。つまり ネコ cat は chat に、犬 cu は chu に変化している。

ゲール語では、シカという単語に”野生”という意味を代表させたために起きた”珍事”ではあるが、笑いながら語彙を増やすことができた。

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2006年6月28日 (水)

グレングラッサ Glenglassaugh

これは閉鎖された蒸留所名である。地名でもあるために、比較的簡単に意味がわかった。当サイトの数少ない読者のお一人がとても気に入っているウイスキーでもあるそうだ(笑)。

そんなに難しいとは思えないのに、いくつか解釈がのっているのは、微妙に解釈がちがうからであるが、基本的には、glasach に、緑という意味があって、そこから、草地という意味にして解釈しているか、そのまんま緑色という解釈をするかという程度の違いである。

解釈例は3つ
1)ゲール語で、緑の谷 モルトウイスキー大全ではつづりは示されていない
2)ゲール語で、灰-緑色の場所にある谷 Gleann Glasach
  PeatFreakのサイトでは Glasach に意味をあてていない。
3)ゲール語で、草地のある谷 Gleann Glasach 当サイトの解釈

例によって、モルトウイスキー大全には、意味だけあげてあってつづりが書いていない。PeatFreakのサイトには、つづりは書いてあっても、なぜか Glasach の意味が書いていない。さほど難しいとは思えないのだが、理由はわからない。
スコットランド議会サイトでは、つづりもあげているが、grey-green という微妙に green とは異なる色を持ちだしてきている。

わたしは、辞書サイトにあった glasach を草地という意味にあてて、草地のある谷というのが一番理解しやすい解釈だと思う(草地は緑でしょ?)。

原出典
1)緑の谷
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P114-115.

2)Glassaugh (Banff).
  "Grey-green place", from Glasach.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

2)の続き? "Glen of the Grey-green Place"
  Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) Glasach.
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

3)辞書サイトを使った解釈
  glasach 芝生(女性名詞)
  glasach 草地(男性名詞)
  http://www.smo.uhi.ac.uk/gaidhlig/faclair/sbg/lorg.php

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2006年6月27日 (火)

検索ワードランキング(6月19~25日)

先週の検索フレーズ、検索ワードのランキングを例によって示しておく。
ワールドカップになぜイングランドが”国”でもないのに出場しているかという検索が、先週に続いてあった。これは、FIFAがサッカーの母国に加盟を促したときに、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドとともに特殊な位置を補償したため、サッカーの世界では独立国のようになっているからである。有名な話だから知ってるよね?
検索フレーズは先週と代わり映えしない。検索ランキングでは、先週に引き続きウイスキーの銘柄とかが目立つようになってきた。ゲール語につづき二つめの柱となるか(笑)?

対象日: 2006年06月19日(月)~ 2006年06月25日(日)
合計数:194
件数 検索フレーズ
7 イングランド国歌  歌詞
5 豚バラ  オーブン  グッチ
4 イングランド  国歌
4 ワールドカップ  なぜイングランド
3 ハギス  作り方
3 エディンバラ  宗教
3 イングランド  国歌  歌詞

対象日: 2006年06月19日(月)~ 2006年06月25日(日)
合計数:560
件数 検索ワード
46 スコットランド
18 イングランド国歌
14 ゲール語
12 歌詞  イングランド  国歌
8 ワールドカップ 英国
5 オーブン  豚バラ グッチ
4 マッカラン  ビール  発音  イギリス  スコットランド料理
4 ハギス  なぜイングランド  ウィスキー
3 由来  エディンバラ 宗教  鉄道 グレンカダム midi
3 タータンキルト  好き   映画  英語  モルト
3 スコットランド国歌  ウイスキー 作り方   ルネキュー
3 王位継承問題   ニュージーランド 
(行数が長くなるため件数が同じものは並べて表示してみた)

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2006年6月26日 (月)

Glen Avon 担いで妻の実家

北海道に旅行に行ったおみやげがあるから帰ってこいという妻の両親の誘いを受けて週末は妻の実家へ。わたしの方のおみやげは、シングルモルトにしようってことで、最近買ったばかりのウイスキーを投入。

先月に持って行ったMacllan25年は、約束どおり残してあったので、それをメインに飲むことにしたけれど、今回持って行った Dalmore Cigar Malt とGlen Avon も味見をすることにした。
テイスティングしたのは Glen Avon  Dalmore Cigar Malt Macllan の順番。
義理の父の好みは、やはりMacallan25年。これが一番好みでうまいなぁ~とのこと。さすがは、モルトウイスキーのロールスロイス(笑)。

次の好みは、Glen Avon 1961蒸留、1997年ボトリングの36歳である。香りがいいなぁ、という感想だった。わたしは、これが結構気に入った。シェリー酒樽特有の渋みも感じるものの、じゃまにならない程度の渋みだし、香りがMacallan25年のものよりいい感じ。

この中では、Dalmore Cigar Malt が結果的にいまいちって評価だった。さすがにちとかわいそう。でも、ボディがしっかりしていて、これだけで飲むなら十分においしいお酒だと感じる。

ところで、この Glen Avon は、Gordon & MacPhail 社がだしているものだが、中身は Glenlivet という説と Macllan という説があるらしい。どちらかご存知の人がいたらそっと教えて欲しい。Glenavon1961

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2006年6月25日 (日)

ワールドカップ スコットランドリーグ勢の結果

ブラジル戦をもって日本代表は1次リーグ敗退が決定した。書きたいことは一杯あるのだけれど、スコットランドリーグ勢に絞って振り返ってみたい。

まず、スコットランドプレミアリーグ所属の選手でワールドカップファイナルに出場した選手をあげておく。

ポーランド(A組3位)
 ズラウスキ(セルティック)
 ボルッツ(セルティック)
トリニダードトバコ(B組4位)
 ジャック(ダンディ)
 アンドリュース(レンジャース)
 テオバルド(フォルカーク)
 ラタピー(フォルカーク)
 サミュエル(ダンディU)
 スコットランド(セント・ジョンストン)
チェコ(E組3位)
 シオンコ(レンジャース)
クロアチア(F組3位)
 プルショ(レンジャース)
日本(F組4位)
 中村俊輔(セルティック)
チュニジア(H組3位)
 ナムシ(レンジャーズ)
C,D,G組のチームには所属選手なし

こうしてみると参加選手自体が非常に少ないこともよくわかるし、一次リーグを突破した国の選手もいないこともよくわかる。まぁJリーグ同様レベルが低いリーグってことですわ。

スコットランド代表がでていたとしてもほとんどがイングランドのプレミアリーグ所属の選手達でスコティッシュプレミアリーグ所属チームからは3~4人しか選ばれないので、体勢には影響がない。このリーグの最大の問題点はここだろう。チャンピオンズリーグでセルティックやレンジャースがコンスタントに1次リーグを突破するような実力をつけるとともに、他のチームのレベルアップをどうやっていくかが課題になると思う。

Jリーグしかり。Wカップ強豪国の選手達と日常で真剣勝負の試合経験がないとやはり急にレベルが高くなったサッカーはできないってことなのだ。いろんないいわけがあるだろうけれど、Jリーグのチームはアジアチャンピオンズリーグでさえ、1次リーグを突破できないでいる現状では、レベルが高いとはお世辞にも言い難い。

昨年度、アジアチャンピオンズリーグに参加することになった横浜マリノスが、強行日程に備えて支配下選手を増やせるようにJリーグに提案したところ、財務状態の弱いチームからの反対にあって、結局見送られた。結果としても強行日程と負傷者続出の事態に負け、1次リーグで敗退している。護送船団方式ではだめなのだ。J1のレベルアップのためには経営力が低いチームはJ1から去ってもらうしかあるまい。そんな改革ができるかどうかも日本代表を強化できるかどうかに関わってくると思っている。

全くの余談だが、トリニダードトバコのスコットランド選手のユニフォームはその名前からスコットランドでは売れに売れたそうである(笑)。

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2006年6月24日 (土)

Bowmore 37YO 1968 Duncan Taylor

昨日は英国からウイスキーを直接買った話を書いたけど、何を買ったかを書いていないことに気がついた。ちょっと情けない(笑)。

買ったのは、Duncan Taylor 社の Peerless Collection シリーズ。
  Bowmore 37YO 700ml 40.5% 1968.10 2006.02
詳しくは写真のとおり。これの36年ものは婆娑羅で飲ませてもらったので、ぜひとも飲んでみたかったのだ~。すっかりはまっている今日この頃。。。。Bowmore37caseBowmore37l 

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2006年6月23日 (金)

ウイスキーを英国から買う

これってば個人輸入ってやつでしょうか?
気に入ったウイスキーが日本国内では結構高かったのでどうしようかなぁと思っていたところ、送料込みでも、その価格より安く買えそうなサイトを見つけてしまい、勢いのまま注文してしまった。使ったのは下記サイト。関心がある方はどうぞ。
   http://www.thewhiskyexchange.com/
注文したのは6月12日。届いたのは6月20日。意外と早いという印象でしょ?

わたしが選んだサイトでは、送料が1本では25ポンド(約5000円/本)、2本だと35ポンド(約3500円/本)かかるので、あんまり安いウイスキーだと得しないかもしれない。1本当たり3500~5000円以上日本での価格が高ければ、英国から直接買っても損はしないってことになる。それなりの価格のウイスキーじゃないとペイしないのがわかってもらえると思う。

それにしても丁寧にパッキングしてあったし、送り状をみるとなかなか面白いことが書いてあった。Reason for Sending の欄には手書きで、Request って書いてあって、わたしが頼んだというのを実感したとともに、ちょっと笑ってしまった。

なんかますますモルトウイスキーにはまっているのを感じる今日この頃。Photo Photo_1

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2006年6月22日 (木)

グレンフラグラー Glen Flagler

この蒸留所はモルトウイスキーの工場ではあるが、グレーンウイスキーの工場内に建てられたという変わった蒸留所であったが、すでに閉鎖されている。
これまで、このサイトが参考にしてきた PeatFreak とスコットランド議会サイトのいずれにも Glen Flagler でも、単に Flager でも意味がでていない。スコットランド議会サイトにもでていないというのは、地名でもないからである。もちろん、モルトウイスキー大全にもその解釈は載っていない。

下記のように、人名と地名の例があるが、その地名も誰かの名前を取った可能性が高いと考えている。というのも、英国に Flagler という地名がないからである。
この蒸留所の場合には、人名に Glen をつけてゲール語風にして、蒸留所の名前にしたのではないかとわたしは考えているが確かなことはわからない。

Flagler の例
1)人名例 下記はアメリカ人の例
  http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Flagler

  → 彼にちなんだカレッジもあるぐらい
  http://www.flagler.edu/

2)地名例
  下記例は、アメリカ・フロリダ州の地区名である。
  http://www.flaglercounty.org/
  この他にも、カナダ、オーストラリアにこの地名は散見される。
  (人名由来の地名とわたしは考えている)

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2006年6月21日 (水)

グレンギリー Glen Garioch

Glen Garioch については、発音についてのみ前に一度書いている。今回は、ここまでのスタイルに従って、あらためてまとめ直すことにした。

解釈例
 1)ゲール語で 谷間の荒れた土地 モルトウイスキー大全にはつづりなし
         グレンギリーと読めと書いてある。
 2)ゲール語で、荒れた土地の谷 Gleann Garbhach  グレン ガラハ
 3)ゲール語で、荒れている谷  Gleann Gairbheach グレン ガリヒ

これも、モルトウイスキー大全には、ゲール語の意味しか書いていない。PeatFreak のサイトとスコットランド議会サイトには、ゲール語のつづりが書いてある。
PeatFreak のサイトでは、「荒れた」という意味の形容詞 garbh に場所を表す ach をつけて、Garbhach が元になったとしているのに対して、スコットランド議会サイトでは「荒れていること」という女性名詞に場所を表す ach をつけている。文法的+発音的には、後者が有利である。

さて、前回同様に発音についても記しておこう。まず、少なくても17世紀頃までは、Garioch のch が、きちんと発音されていたという論文を紹介しておく。

http://www2.arts.gla.ac.uk/SESLL/STELLA/STARN/lang/GAELIC/evident.htm

Outside the area in which -o is the normal modern reflex, and has been since the end of our triad of centuries, several other developments are discernible:
(a) the final fricative can be replaced by the homorganic voiceless stop, as in Dalgarnock DMF or Balernock DNB (after -a- had become -o- or concurrent with that change);
(b) in areas which remained Gaelic-speaking much longer and in which English, rather than Scots, tended to replace Gaelic, the change from -a- to -o- occurs in the Scotticised names but the final fricative is retained (Badenoch INV, Garioch ABD, Balloch DNB, Tulloch ROS, Rannoch PER);
(c) Gaelic -ach remains unchanged not only in Gaelic map names but also in such names as The Cabrach BNF or Coigach ROS. (必要な箇所を抜粋)

ゲール語の語尾につく ach がスコット語の地名に取り込まれる過程で、-a や -o のような形になっていったこともあったり ck という発音に変わったりもしたが、ゲール語が話され続けた地域では、-ach が 喉の奥から出す ch の音として残った例がある。それが、アバディーンシャーにある Garioch だと書いてある(その他にも Badenoch、Balloch、Tulloch、Rannoch などがあげてある)。
少なくとも17世紀までと書いたのは、この論文が 1300 - 1600 年代のゲール語とスコット語の交わりの中で地名がどう変化したかを書いているからで、1600年頃まで生き残っていたなら、少なくとも17世紀までは、-ach のゲール語発音が生き残ったと言っても良いと思う。

上記の抜粋の中には入れなかったが、この論文の最初の方に、ゲール語の語尾につく ach がスコット語の地名に取り込まれる過程で、-a や -o のような形になっていったことが書いてある。お暇な方はぜひ読んでほしい。

では、現代ではどうか。必ずしも学術的なサイトではないが、下記サイトには、スコットランド各地の地名をどう発音するかが書いてある。
  http://rampantscotland.com/features/pronounce2.htm
その中で、Garioch のところをみるとやはり次のように書いてある。
  This Aberdeenshire village name is pronounced "Geerie" to confuse visitors. The area around has a large number of Pictish standing stones and cairns dating from 2000BC.

 しかしながら、わたしのゲール語の先生は、Geerich ときれいにゲール語の ch をつけて発音してくれた。先生は Garioch の比較的近くに、森を1万坪ほど所有している地主だったりする(笑)。地元の発音にも詳しいのである。

どっちが正しいかは、現地調査が必要だと思う今日この頃。

原出典
1)谷間の荒れた土地 つづりは示されていない。
  グレンギリーと発音するという記述あり。
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P112-113.

2)"Glen of the Rough Ground"
  Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) Garbh (Scottish Gaelic - roughness) ach (Scottish Gaelic - field or place).
  glen GEERie と発音せよとも書いてある。
 http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

3)Garioch (Aberdeen), Gairbheach
  "Place of roughness". The Battle of Harlaw is known in Gaelic as Cath Gairbheach, "Battle of Garioch".
 http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

辞書サイトは下記をつかった
 http://www.ceantar.org/cgi-bin/search.cgi

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2006年6月20日 (火)

検索ワードランキング(6月12~18日)

世間ではサッカーのワールドカップの話題で持ちきりだというのに、スコットランドも出場していないし、このサイトでは、あたかもなかったかのように日々が進んでいる(笑)。
書きたいことがないわけではないんだが・・・・高原・柳沢~打ち首獄門級とか(笑)。
わたしはドイツ戦で高原がゴールをあげたときに、ワールドカップでのゴールはもうないだろうって感じていた。HSVに3年半いて13ゴールだったのだから。もう今シーズンのゴールは終了だと。。。。

これ以上書くと長くなりそうなので、今週の検索ワードランキングに移る。
検索フレーズでは、ワールドカップ関連でイングランド国歌を検索にこられた方がいらっしゃる。一応、歌詞をあげておいたからかしら?ただ、気に入らん歌詞だという雰囲気で書いていたはずなので、気分を害していないことを祈ろう(笑)。スコットランドに関しては、旅行記の検索がちょっとあったぐらい。

検索ワードでは、ウイスキー関連の検索がちょっと増えてきた印象。ウイスキーキャットなんて検索にもこのサイトが引っかかるなんて、結構な名誉かも。その他にもシングルモルトとか、他にもウイスキーの銘柄での検索も増えた。
ひょっとして、もうちょっとすると業界に影響力とかでるかしら(笑)。

続きを読む "検索ワードランキング(6月12~18日)"

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2006年6月19日 (月)

ロングモーン再び Longmorn

このブログで蒸留所の名前をゲール語で解釈していくというのをシリーズ化しようというきっかけとなった Longmorn 。これについて、自分なりに決着がついたと感じたのでまとめておくことにする。まずは、繰り返しをさけるために前回の記事のURLを張っておく。

http://bailebeag.cocolog-nifty.com/scotland/2006/02/longmorn_676c.html

実は下記URLの論文を読んで、決着がついたと感じた。お暇な方は、ご一読いただきたい。あなたも明日からゲール語地名名人になれる(笑)。

http://www2.arts.gla.ac.uk/SESLL/STELLA/STARN/lang/GAELIC/evident.htm

Thus the, for speakers of Scots, lexically opaque Gaelic lann "an enclosure" in landa Morgund 1226, Lanmorgyn 1368, from the sixteenth century on displays Lang- spellings (Langmorgoun 1529, Langmorn 1598) and is probably also pronounced accordingly.
(必要なところを抜粋)

1226年には、landa(囲い込み→教区、土地)に Morgund(モーガンという聖人名)がついた地名で Landa Morgund と記録されていたものが、1368年には Lanmoryn と書かれるようになり、1529年には Langmorgoun 1598年には Langmorn と変化してきたと書かれている。
つまり、13世紀以前には「Morgund(という聖人)の教区(土地)」ということが認識されていてついた地名だということがわかる。それが、上に書いたような変遷をたどって、現代の Longmorn まで変化したってこと。

では、Morgund は何語か?ってことになるが、下記を見ていただきたい。もともと、Morgan というブリソン語から来てゲール語となったものだ。12世紀のゲール語では Morgunn、Morgann、Morgant などと書いていたが、13世紀になってやっと、Morgrun や Morgund が記録されている。

http://www.panix.com/~gabriel/public-bin/showfinal.cgi/1428.txt

<Morgan> is a name of Brythonic origin; it is found in Scotland in both Gaelic and Latin documents in the 12th and 13th centuries.  In 12th century Gaelic, it could have been spelled <Morgunn>, <Morgann>, and <Morgant>. Thirteenth century Latin documents record it as <Morgrun> and <Morgund> [2,3].(必要なところを抜粋)。

Longmorn とはゲール語で「聖人の場所」と答えた場合には、思い切り意訳してあるってことになる。「(聖)モーガン教区」というのが最もそれらしいと感じる。

結果としては、Longmorn を ゲール語 Lan + ブリソン語 Morgan で、「モーガン教区」とした PeatFreak の解析が正しかったことになる。

これで Longmorn についてはファイナルアンサーということにしたい。

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2006年6月18日 (日)

グレンフィディック Glenfiddich

Glenfiddich については、前に一度書いている。しかしながら、とても簡単にすませていたので、今回は、ここまでのスタイルに従って、まとめ直すことにした。
http://bailebeag.cocolog-nifty.com/scotland/2005/07/glenfiddichglea_4622.html

以前にも書いたように、ウイスキー本は鹿の谷と紹介していることがほとんどである。また、この蒸留所の出しているウイスキーのボトルには鹿の絵が描かれており、鹿の谷を暗示するような演出もしている。

しかし、以下に示すように鹿の谷という解釈には問題がある。これは蒸留所が主張していても正しいとは限らない例の一つとなっている。

解釈例
 1)鹿の谷          蒸留所公式サイト、モルトウイスキー大全にはつづりなし
 2)フィド(人名)の谷    Gleann Fidach   グレン フィダハ
 3)森がある谷 木がある谷  Gleann Fhiodhaich グレン ユーガヒ

鹿の谷という解釈は、原出典1)にもあげたように、蒸留所の公式サイトにも載っている解釈である。しかし、この公式サイトにもモルトウイスキー大全にもゲール語のつづりは載っていない。
ここでは、蒸留所の主張は、主張で理解しておくことにしよう。

では、次にPeatFreakの解釈を見てみよう。Fid という人名からきた Fidach というピクト人の古い地域名称が由来であるとしたうえで、鹿の谷は商売道具だと言い放ち、蒸留所のゲール語解読を一蹴している。このつづりでは、グレンフィダハと発音される(もちろんハはゲール語の CH である)。

さらに、スコットランド議会サイトの解釈では、Gleann Fhiodhaich と解釈して、森のある谷とか木のある谷という意味だとしている。これなら、発音は グレン ユーガヒとなる(Fh はサイレントのため発音されない、ヒはゲール語の ch である)。このサイトでも同様に、鹿の谷という解釈を批判している。

また、この森がある谷という解釈は、蒸留所の公式サイトでも裏付けがあった。原出典1)にあげた記述をよく読むと後半には、蒸留所を作った当時は、森に囲まれているような地域だった。少なくとも、地名的には要件は備えているということである。

蒸留所がゲール語で由来を主張していても正しいとは限らない。肝に銘じておこう。

原出典
1)鹿の谷 グレンフィディック蒸留所の公式サイトにもゲール語のつづりはない。
  A journey to the home of Glenfiddich makes you appreciate each mouthful even more. "Glenfiddich" means "Valley of the Deer" in Gaelic and, if it sounds like something straight out of a film, being there lives up to all expectations.
  In the heart of the Highlands, surrounded by forest, the ruins of a medieval castle and a natural spring, is a landscape little changed since 1886. That's when Glenfiddich's founder, William Grant, gathered his family of nine children to build the distillery with their bare hands. Around one year later, on Christmas Day, 1887, the first Glenfiddich spirit trickled from the stills. (必要なところを抜粋)
  http://uk.glenfiddich.com/world/distillery/index.html

1)のつづき 鹿の谷
 土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P108-109.

2)フィド(人名)の谷 "Fid's Glen"
  Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) Fidach is a old Pictish province name. Fid is most likely a first name. "The Glen of the Deer" is more a marketing tool :). Note that again the ending ch is pronounced as in the word loch, and not as a hard k sound.
 http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

3)森がある谷 木がある谷 
  Gleann Fhiodhaich
  "The glen at the wood place". It is often assumed that this name is based on fiadh, "deer", but in fact the root is fiodh, "wood".
 http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

辞書サイトは下記をつかった
 http://www.ceantar.org/cgi-bin/search.cgi

fiadh
a deer, Irish fiadh, Early Irish fiad, Old Irish fiadach, venatio, Welsh gwydd, Breton guez, goez, savage, *veido-s, wild; Old High German weide, a hunt, German weide, pasturage, Norse veidr, hunting; further is Gaelic fiodh, wood, English wood. Hence fiadhaich, wild.

fiodh
wood, so Irish, Old Irish fid, Welsh guid, gwydd, gwydden (sing.), Cornish guiden, Breton gwezenn, tree, gwez, trees, Gaulish vidu- *vidu-; English wood, Anglo-Saxon wudu, Old High German witu. Hence ++fiodhcheall chess play, Early Irish fidchell, Welsh gwyddbwyll, "wood-sense", from fiodh and ciall. Also fiodhag, wild fig, fiodhan, cheese-vat.

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2006年6月17日 (土)

新しいゲール語の辞書買った

新しいゲール語の辞書を買った。これまでの辞書には、語彙にやや不満があったためだ。
  Gaelic-English/English-Gaelic Dictionary
   (Hippocrene Practical Dictionary)
  ペーパーバック: 252ページ
  出版社: Hippocrene Books (1999/09)
  ISBN 0-7818-0789-1
  価格:12.95米ドル
以前から使っていた2冊に加えてこれで辞書3冊体制になった。
驚いたのは、これがニューヨークの出版社からだされていたこと。ゲール語→英語と英語→ゲール語の辞書なので、英語はアメリカつづりが採用されているかというとそんなことはなくて、英国のつづりが採用されている。
この小型のゲール語/英語:英語/ゲール語辞書の表紙には、アザミの花の写真が採用されていて、とてもスコットランド的な雰囲気を醸し出している。蒸留所名解読もちょっとははかどるかしら(笑)。Newdic

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2006年6月16日 (金)

グレンファークラス Glenfarclas

蒸留所名のゲール語解読を続けていく。
これは、サッチャー元英国首相が愛飲しているシングルモルトのブランド名であり、蒸留所名であり、地名である。このゲール語の意味については難解で、公式ホームページにもゲール語での説明はない!
  http://www.glenfarclas.co.uk/
しかも、Grantown博物館が発行した Gaelic meanings of Strathspey names という小冊子には、この地名の意味は不明とでている。それをあっさりとマイケルジャクソンとモルトウイスキー大全では、意味が同定してある。この点に注意されたい。

解釈例
1)緑の草原の谷間 モルトウイスキー大全にはつづりはあげられていない
1’)(英語版)Valley of Green Grass これの土屋氏の日本訳が1)だと思う
2)速い流れの谷 Gleann Farghlais グレン・ファーグラッシュ

さて、解釈例である。
1)と1’)は、マイケルジャクソンと土屋氏による解釈であり、例によって、ゲール語のつづりはなく、権威がいうことは信じておけというスタイルで書かれたモノである(わたしはとうてい信じる気にはなれないが)。
また、このサイトでよく取り上げるPeatFreakであるが、これもほとんどの蒸留所のゲール語つづりはあげてあるというのに、この蒸留所に関してはつづりがない。やましいと思われても仕方あるまい。
 下記のように解釈するとマイケルジャクソンや土屋氏や PeatFreak のように解読できるのではないかという手がかりは得た。ちょっとは彼らに感謝されるかもしれない(笑)。
 緑色(形容詞で)というゲール語に glas(グラス) という形容詞をあてる。草地(英語でgrass)には feur(フェーア)という男性名詞をあてて、その属格 feoir(フォー)という形にかえる。すると、Gleann Feoir Glas (グレンフォーグラス)というようにできる。それらしく見える発音とつづりのように見える。

次に、全く違う解釈をしているスコットランド議会サイトの解釈例をあげておく。
下記にも示したように、Gleann Farghlais と書いて速い流れの谷(The glen of the over-stream)という解釈をしている。しかし、簡単ではない。
 まず、英語でいうと over という意味があるゲール語の接頭辞 far- を持ってくる。次に、glas を持ってくるが、現代の意味ではなく、glaiseach のように stream という意味がある単語の元になった glas を持ってくるという手法をとっている。現代の glas は、lock(水門、錠)や緑、灰色というような意味であるが、stream という意味も含めて glas が元になっているからという論法のように見える。
これで正しい解釈であるかどうかはよくわからない。

よくわかったことは、地名でもあるこの Glenfarclas の意味は、学者の間でも議論があるのだと認識しておいた方がよいということ。いちウイスキーライターや蒸留所の人たちの思いで決められる解釈ではないということだ。

原出典
1)緑の草原の谷間
 土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P106-107.

1’)Valley of green grass  ゲール語のつづりはない
 Michael Jackson's Malt Whisky Companion 4th Edition(1999) P142.

1’)つづき  ゲール語のつづりはない
 "Valley of the Green Grass"
 http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2)the glen of the over-stream
 Glen Farclas (Banff), Gleann Farghlais "The glen of the over-stream".
 http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesA-B.pdf

辞書サイトは下記をつかった
 http://www.ceantar.org/cgi-bin/search.cgi

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2006年6月15日 (木)

ザ・ウイスキー・キャット

ハイランドパーク蒸留所のウイスキーキャットバーレーがなくなったことをウイスキーマガジン5号で読んだことを書いた。検索したら、ハイランドパーク蒸留所のホームページにもでていた。そして、バーレーを失ったいまは、208年の蒸留所の歴史の中で、はじめてネコのいない蒸留所にならざるを得ないことも記されていた(大泣)。
 
  http://www.highlandpark.co.uk/ambassador/diary/diarymar1.html
 
このURLをぜひクリックしてほしい。14歳でなくなったバーレー(大麦という意味)の元気だったころの様子が見られる。あ”~去年いっとくんだった~と大きな後悔。

ということで、ネコ好きの血が爆発している今日この頃。

勢いのままウイスキーキャットの本をもう一冊読んだ。
   書 名: ザ・ウイスキー・キャット
   著 者: C.W.ニコル
   出版社: 河出書房新社 ISBN4-309-25152-8
   価 格: 1600円+税
この本は、1982年にスコットランドの蒸留所を取材したときのネタをまとめて、小説にまとめたものである。グレンンゴァという架空の蒸留所にいるヌースというウイスキーキャットを通して、蒸留所の仕事、その中でウイスキーキャットの果たした役割や、ウイスキーをつくるおっさん達を描いている。
80年代のウイスキー不況で閉鎖される蒸留所の様子。そこから、グレンゴァに運ばれるヌース。アナザーキャットという偉大な雌のウイスキーキャット(たぶんグレンタレットのタウザーにみたてている)に、育てられしつけられることになる。大麦とモルトを守るために、ネズミたちとの格闘術を身につけ働くヌース。それを暖かく見守る蒸留室のジムじいさん。
いっちょまえになる様子、アナザーキャットとの別れ、ジムじいさんとのお別れなどをヌースの視点と言葉で語っていくという手法でつづられる楽しい本だった。

ジムじいさんの退職のシーンなんかとても泣けるし。「これからできる酒はちっともおいしくなく、自分がこれまで作ってきた酒がうまいんだ。」「それは、これまでつくりためてあるからしばらくは何千樽もある」なんて語る彼の言葉は、80年代のウイスキー不況のことを思い出すと本当に示唆的でもある。

ネコはちゃんとしつけると、採ったネズミなどをちゃんと家人に「誉めて」と持ってくる。子供の頃の田舎の家にいた「ちび」と「たま」の様子を思い出しながら、涙もんで読んでいた。ぜひ、読んで欲しい。Thewhiskycat

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2006年6月14日 (水)

ひさびさの婆娑羅 20060610

山崎蒸留所見学会があった5月21日以来久々に婆娑羅に行ってきました。お目当ては、ダンカンテイラーのBowmore36年だったりします。

Bowmore 36YO 1969.11 2006.02 44% 700ml 146/233 Duncan Taylor
Aedbeg Very Young 6YO 1998 2004 58.3% 700ml
Glencadam 28YO 1971 55.6% 700ml 36/219 Kingsbury
Glendronach 10YO 1988.11 1999.02 61.8% 700ml Cadenheads

マスターからは、なるべく時間をかけて飲むと香りと味がどんどん変わりますよと言われたが、その通り。30分ぐらいかけて1ショットを飲んだ。また、色がすごく薄くて36歳にはみえないぐらいだった。最初はフルーティで甘くてオイリー。後になると苦みが増えて、かすかなピートを感じる。ものすっごく幸せな30分だった。開いたグラスをず~っとテーブルにおいて香りを楽しんでいた(笑)。

これがおいしすぎて口の中を一端リセットしないと他のウイスキーが飲めそうになかったので、ArdbegVeryYoung登場。煙で口の中をすっかり変えてもらった(笑)。

グレンカダムは、とてもクリーミーで最近のお気に入り。グレンドロナックも最近のお気に入りなので、最後はこれにした。シェリー酒樽で渋みが出る前の甘さが楽しめる。

Boremore36ArdbegvyGlencadam28Glendronach   

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2006年6月13日 (火)

検索ワードランキング(6月5~11日)

先週の検索ワードランキングをあげておこう。ワールドカップの開幕に伴ってか、イングランドとスコットランドの国歌を検索されている方の訪問が増えていた。
あとは、先週同様に旅行にいく下調べとおぼしき方々の検索が増えていてうらやましい。

さらに、コンスタントに1回/週ぐらいゲール語-日本語の辞書を探して検索をかけている方が訪問してくれる。何度か書いているが、すっぱりあきらめて英語の辞書を探した方がいい(笑)。

対象日: 2006年06月05日(月)~ 2006年06月11日(日)
合計数:193
件数 検索フレーズ
6 イングランド  国歌 
3 Scotland  The  Brave 
3 イングランド国歌  歌詞 
3 スコットランド  国歌
3 スコットランド  イングランド  仲
3 イングランド  国歌  歌詞

対象日: 2006年06月05日(月)~ 2006年06月11日(日)
合計数:546
件数 検索ワード
50 スコットランド 
18 イングランド 
17 ゲール語 
17 国歌
12 イングランド国歌
9 歌詞 
8 英国 
7 Scotland 
6 ワールドカップ 
5 Brave 
4 MIDI 
4 スコットランド国歌 
4 サッカー 
4 なぜイングランド 
3 バグパイプ 
3 The
3 ビール
3 アンテナ
3 スコットランドビール
3 サインポール 
3 ウォレス 
3 英語 
3 セルテック 
3 仲 
3 ハギス 
3 地名 
3 フィッシュアンドチップ 
3 地名の由来
3 the 
3 楢

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2006年6月12日 (月)

SMWS入会

SMWSと聞いて、The Scotch Malt Whisky Society とすぐにわかる人は、ウイスキー好きの方でしょう。わたくし勢い余って入会してしまいました。

これで、英国にいったときには、エディンバラやロンドンではメンバーズルームでモルトウイスキーを飲んだり、本部にある宿泊施設に泊まることもできます。なんとも楽しみになりました。

入会記念には、ボウモアの11年もののボトルがやってきました。さて、いつ飲もうかな~なんて楽しみもできちゃったりしてます。

写真は会員証と入会記念ボトル。DocumentsBottle

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2006年6月11日 (日)

グレネスク Glenesk

蒸留所の解釈をつづけていく。これは、地名であるし、ウイスキーのブランド、蒸留所名である。モルトウイスキー大全には、ブリトン語を含んでいるという解釈が載っていたが、他のサイトでは、普通通りゲール語で解釈してあった。

解釈例をまずあげておく
1)ゲール語+ブリトン語で川 Gleann Esk
2)ゲール語で、水の谷 Gleann Uisge
3)ゲール語で、川の谷 Gleann Easg
4)ゲール語で、川の谷 Gleann Easga (本サイトの理解するゲール語でのつづり)

ゲール語かブリトン語かは、よくわからないが、なぜゲール語でなくブリトン語なのかってことは、モルトウイスキー大全には説明がない。
PeatFreakでは、Esk をゲール語 Uisge(水)からきているとして説明している。
スコットランド議会サイトでは、Esk は Easg からきているとしている。一見発音が違うように見えるが、ゲール語 Easg はエスクと発音される。
しかしながら、~のという意味にするためには、属格にする必要があるので、正しいつづりは4)のように、Gleann Easgaになるべきだと思う。

では、意味を考えよう。どうやら、Esk を水と解釈しているが、スコットランド議会サイトは Easg というつづりをあげているが、これは、自然にできた(細い)水路→川ということ意味である。
まぁ、水でも川でもよかろう。ちなみに、この easg は既に死語となっている。

原出典
1)エスク川の谷 Eskとはブリトン語で川 
 土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P104-105.

2)水の谷 "Glen of the Water"
   Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) uisge (Scottish Gaelic - water).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

3)Glen Esk (Angus), Gleann Easg
  "The glen of the Esk"
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

参考サイト
1)地名での easg の意味
  easg nmf easga g easgan pl marsh, swamp, ditch formed by nature
  http://www.ordnancesurvey.co.uk/freefun/didyouknow/placenames/Gaelic_guide.pdf

辞書サイトによる説明
1)easg
  a ditch, fen, Irish easgaidh, quagmire, easc, water, Early Irish esc, water, fen-water, Old British @GI@'ska, the Exe (Scotch Esks), *iska, water, *(p)idska; Greek @Gpi@ndax, well, @Gpiduw, gush. The Welsh wysg, stream, Old Welsh uisc requires, *eiska, from peid, pid.
  http://www.ceantar.org/Dicts/search.html

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2006年6月10日 (土)

グレンエルギン Glen Elgin

蒸留所のゲール語解読を続けよう。久々にちゃんとゲール語として意味がわかった(笑)。
モルトウイスキー大全には、解釈が載っていないが、PeatFreakとスコットランド議会サイトには意味がのっている。

解釈例
1)ゲール語で、小アイルランドの谷 Gleann Eilgin

グレンは、もう説明は不要だろうが、ゲール語 Gleann からきている谷という意味である。
エルギンは、ブレアアソールのところでも述べたように、Banbha、Eiru、Fodla(Fotla)という3人の女神がアイルランドを暗示するところからきていて、Eiruから取られたと思われる。
PeatFreakのサイトでは、よりはっきりとEalgでアイルランド、inがゲール語の語尾で小さいを意味して、Ealginで小アイルランドという意味であると書いてある。
Elginは最近まで英語でもLittle Ireland として知られていたというスコットランド議会サイトの記述がそれを裏付けている。

原出典
1)"Glen Little Ireland"
  Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) ealg (Scottish Gaelic - old name for Ireland) in (Scottish GAelic suffix for 'litte').
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

1)の続き
  Glen Elgin (Moray), Gleann Eilginn.
  "The glen of Elgin".
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

1)のさらに続き
  Elgin (Moray), Eilginn.
"Ireland". Eilg, like Banbh, Eire and Fotla, was a by-name for Ireland, attached by the Scots to many places during their settlement. An area of Elgin was known as Little Ireland until recently. A native of Elgin was known as an Eilgneach, the same term applied to people from Glenelg. The full Gaelic name is Eilginn Mhoireibh, "Elgin of Moray".
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesC-E.pdf

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2006年6月 9日 (金)

大阪駅構内にバー 高岡でもバー

先日、富山県高岡市に出張に行ってきた。そのときに、乗り換えの大阪駅でうろうろしたのと、高岡駅前でバーを捜してうろうろした。その結果について書いておく。

大阪駅では、乗り換えにちょっと時間があったので、喫茶店を探していた。一軒見つけた茶店に入ってたばこ臭かったので、あわてて隣のカウンターがあるお店へ。すると、なんとそこはシングルモルトのウイスキーまであるカフェ&バーだった。名前は「ル・カール桜橋口」。朝の乗り換えの時間でなければ、一杯頼んでいたところであるが、やむなくコーヒーを頼んでバックバーにあるボトルを眺めていた。全部オフィシャルの定番ものしかないが、一杯やって帰るには十分であろう。
覚えているだけで、マッカラン10年、グレンフィディック、ハイランドパーク12年、スキャパ12年、スプリングバンク15年、カリラ12年、富士山麓、余市、山崎、白州、タラモアデュー、バランタイン、ベルなどがあった。

正体はJR西日本フードネットワークというところがやっているお店である。店舗一覧はここから確かめられる。
 http://www.jwfsn.com/fr-tenpoichiran.html
カウンターの中で、デーンとバーテンダーが構えているわけでもなく、カクテルがあるわけではなく、マクドナルドのアルバイトの風のおねえさんやおにいさんがやっているだけ。会計も原則商品と引き替えのキャッシュオンデリバリーで、付け出しやテーブルチャージなどはない。お手軽である。大阪駅で夜の乗り換えがあるとき(あるのか?(笑))には、寄ってしまいそうである。

その出張先の高岡では、一杯シングルモルトが飲みたくなってバーを捜した。
Googleで「高岡 モルト バー」で検索すると、一軒しかでてこない名前は「洋酒肆SHOTARO」。そして、金曜の夜だというのに、たどり着くまでなかなか人とすれちがわない寂れた街であったが、電話で行き方を聞いていたのでみつけることができた。
ここもオフィシャル中心であった。きれいな店内には、マスターとお客さんがひとり。シングルモルトはブームですよね?と水を向けても、なかなか苦しいとおっしゃっていた。だいたい繁華街に人をみなかったもんなぁ。フルーツとナッツをおつまみにロングモーン15年、バルブレア16年、ダルモアシガーモルト12年をいただいた。

このお店は Googleで検索→ぐるなびのサイト にでてきたのだが、今月からは見つからなくなっている。マスターの誠実なお人柄が伺えるお店だっただけにちょっと悲しい。頑張れ高岡のバー。

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2006年6月 8日 (木)

グレンダラン Glendullan

これは蒸留所名であるが、地名ではない。
モルトウイスキー大全には、解釈が載っているが、おなじみのPeatFreakのサイトには、解釈がでていない蒸留所名である。

解釈例
1)ゲール語で、ダラン川の谷 ゲール語のつづりはでていない。

グレンは、もう説明は不要だろうが、ゲール語 Gleann からきている谷という意味である。Dullanも英語のサイトでは、River Dullanのような記述を見かけることがあるが、ゲール語のつづりはわからなかった。

本来なら、Dullanがどんな意味を持っているのかを調べたかったのだが、これ以上の調査は今のところわたしの限界となっているのでお許しいただきたい。

原出典
1)ダラン川の谷 つづりは示されていない
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P100-101.

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2006年6月 7日 (水)

スコットランド協会関西支部総会

追記、 記事にでてくる女性3人のグループNOIを誤ってNOYと書いておりました。すでに訂正してあります。また、ハギスは神戸外国倶楽部料理長の手作りではないとのことでしたので、それも訂正してあります。申し訳ありませんでした。

6月4日の日曜、神戸外国倶楽部で、スコットランド協会関西支部総会が開かれた。

11時半からは、会員による総会で昨年度の事業報告と決算の承認、今年度の事業予定と予算の承認という極々一般的な学会のような会議がもたれ、30分ぐらいで終了。
名誉会長のハワット氏がグラスゴーから、佐藤会長が東京から来られていた。

12時半からは懇親会。ラムゼイパイプバンドの大野さんの見事なバグパイプの演奏で始まった。その後は、ハギスもあった食事。なんと今年のハギスは手作りだそうである。白ワイン、赤ワイン、ウイスキーなどなどドリンクも豊富。食事もおいしかった。って、写真取り損ねた~(大泣き)。

13時半からは、NOI という女性3人のグループによるケルト音楽の演奏。へ~これもケルト音楽なのか~って認識を新たにしたものもあった。
楽器の説明などもしていただいて、結構楽しめる。このグループは、西宮北口にあるアイリッシュパブ カプリシカで、金曜の夜に演奏しているそうなので、関心のある方はどうぞ。

14時半からは、カントリーダンス。
実は、この時間はさぼって、NOI の方々にゲール語の講釈(笑)。ゲール語のタイトルの曲があって、読めないものがあるので教えてほしいということで、控え室にいた。
その曲のタイトルは次のようなもの
 Coinnidh an t-Srath mor コーニー アンツラァ モー(ル)
 ゲール語の意味は、あの大きな谷に住むコーニー
わかってよかった~(笑)。

最後は、輪になって Auld Lang Syne を歌って終了。
PiperNoy 

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2006年6月 6日 (火)

検索ワードランキング(5月29日~6月4日)

先週はゲール語とモルトウイスキーというキーワードで検索をかけてくれた方があったようだが、これで何を知りたかったのだろう。モルトウイスキー蒸留所の意味とかなら一部は答えられたであろうか。
スコーンの語源なんていうのも諸説紛々しているのだが、それでも調べようとしてくれた方が訪ねてくださったようだ。
相変わらずの人気はサッカーの中村選手。スコットランドのシーズンが終わっても昨シーズンの結果について検索があった。

対象日: 2006年05月29日(月)~ 2006年06月04日(日)
合計数:147
件数 検索フレーズ
4 2005年8月20日  スコットランド  中村
3 scone  語源  由来
3 ゲール語  モルトウイスキー 
3 スコットランド  国歌

対象日: 2006年05月29日(月)~ 2006年06月04日(日)
合計数:443
件数 検索ワード
48 スコットランド 
14 ゲール語 
6 セルティック 
6 国歌 
5 中村
5 モルトウイスキー 
5 英語 
4 2005年8月20日 
3 由来
3 旅行記 
3 ナラヤ 
3 英国 
3 意味 
3 ロバートバーンズ 
3 乾杯 
3 オートミール 
3 イングランド 
3 scone 
3 レンジャース 
3 歴史 
3 スコットランド料理 
3 グラスゴー 
3 時刻表 
3 シングルモルト 
3 語源 
3 the 

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2006年6月 5日 (月)

ひさびさに小パーティ

ひさびさに妻の友人2人と私たち2人でパーティをするつもりだった。その友人のうち1人がこられなかったけれど、食いしん坊3人はそのままパーティを実行(笑)。
今回は、ステーキを焼いた以外はみな妻が準備した。エライって誉めておこう。

メニュー
1)パンいろいろ+フォアグラの缶詰:パンにフォアグラをつけて食べる
2)トムヤンクンスープ
3)タイ風カレー ご飯もタイ米
4)シカ肉のステーキ(ニュージーランドのシカ肉)
  レア~ミディアムレアにおいしく焼いた
5)スモークサーモン
6)デザートにケーキ

ドリンク
1)2005年ボジョレー(安売りしていた)この年はできがよかったから。
2)サントリー白州蔵出し10年
3)サントリー山崎
4)グレンリベット16年カスク(pengoさんにいただいたもの)
5)グレンリベット15年
6)グレンスコシア12年
7)ボウモア16年 
8)ダルモアシガーモルト12年
この中では、グレンリベット16年カスクがよかったのとボウモア16年がよかった。ボウモアは例のバーボンカスクのものである。こうやって飲んじゃうと山崎と白州10年はちょっとかわいそうだった。

# ボウモア25年、ポートエレン22年は開かなかった。
# 次のパーティでは、開くのか(笑)?Bottles Currriybread Deersteak

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2006年6月 4日 (日)

グレンドロナック Glendronach

これも地名、蒸留所名であり、ウイスキーのブランド名でもある。
これにはモルトウイスキー大全に書いてある解釈しかないのだが、お暇な方は「Glendronach gaelic」で、検索をかけてほしい。すると、Glendronach とはゲール語で、Glen of brambles とか Glen of blackberries という意味だと書いてあるサイトがいくつもある。これをクロイチゴの谷と訳したのが、モルトウイスキー大全にでているものだと思われる。brambleは、三省堂EXCEED 英和辞典には、木イチゴやイバラ, 野バラ; クロイチゴの木とでているそうだ。
なら、簡単につづりがわかるだろうって思うでしょう?これが全く逆で、ゲール語のつづりをあげてあるものは見つけられなかったのだ。結構頑張ったのに~。

解釈例
1)ゲール語で「クロイチゴの谷」 つづりは示されていない。
2)ゲール語で、背の曲がった(ような)谷 Gleann Dronnaig 独自解釈

まず、いろいろ苦労した上に、クロイチゴの谷とした場合のつづりを見つけた。ちょっとは土屋さんたちに感謝してもらえるかもしれない(笑)。
まず、brambles に相当するゲール語は droigheann(ドロニアン)とでている。さらによくみると droighneach(ドロニアハ)という古いつづりもあげてあった。つまり、この古いほうのつづりを採用すれば、Gleann Droighneach でグレンドロニアハと読めて、英語でグレンドロナックとなっても不思議はあるまい。
しかし、ここで何度も取り上げている PeatFreak のサイトにもつづりは書いていないし、スコットランド議会サイトにも取り上げられていない。

つづりがかいていない解釈は信用しないというのがわたしの基本スタイルである。

では、なぜ2)の解釈になったかをあげておこう。
まず、次のサイトをみてほしい。
 http://www.dufftown.co.uk/stephen_lunn_report%20may2003.htm
必要な箇所を抜粋する。
  Our guide was to be Tom Lee, who started of by showing us the Dronac burn (not Dronach, as so many writers would have us believe).

つまり、現地に流れている川は Dronach 川じゃなくて Dronac 川だってこと。そこから発音のゲール語がないか調べてみた。すると dronnag というのがみつかった。ゲール語では、最後の g は k のような発音になるので、ドロナクというような発音になる。英語のDronacとおなじでしょ? これは、背中、背骨(背骨がまがったような)という意味でもある。
そして、なんとアイルランドゲール語では、dronnach(これはもちろんドロナハという発音になる) と書いて「背中が曲がった」「弓なりの」という意味である。

ちなみに、dronnag を属格にすると、dronnaig となるため、Gleann Dronnaig というのがゲール語のつづりとなる。ちなみに、Beinn Dronnaig というのは、インバネスのずっと西にある実在する山の名前でもある。つうことで、地名に使われていた言葉ということで自信を深めたのであった。

で、地図を見てみましょう。グレンドロナックっていう谷とそのとなりの川は、いい具合に曲がっていますよね~。背骨風の曲がり具合だと思いません?

わたしの取り上げた、「背骨が曲がったような形の谷」というのは、信用されてなくて仕方がないと思うのだが、クロイチゴの谷というのも信じるにたるような資料を集められるような説でもないということはおわかりいただけると思う。

クロイチゴの谷という解釈をずっとあやしいと思っていた。やっとなんとかそれらしい解釈を見つけ出したので、思い切って書いてしまうことにした。根拠付きなら批判大歓迎である。

原出典
1)ゲール語で「クロイチゴの谷」
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P98-99.

1)の参考サイト
  http://www.ceantar.org/cgi-bin/search.cgi

2)doronagがでている辞書サイト
  http://www.ceantar.org/Dicts/search.html
  http://www.smo.uhi.ac.uk/gaidhlig/faclair/sbg/lorg.php

3)アイルランドゲール語 dronnach がでているサイト
  http://www.englishirishdictionary.com/dictionary?dict=ie&word=dronnach

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2006年6月 3日 (土)

グレンカダム Glencadam

とてもおいしいクリーミーな味のするウイスキーと蒸留所につけられた名前である。地名ではないので、どんな意味かはその付けた人と継承者でないとただしくわかないっていうパターンでもある。
この意味はモルトウイスキー大全には載っていない。地名ではないので、スコットランド議会サイトにも載っていない。かろうじてPeatFeakのサイトにもでているぐらいだ。それをあげておこう。

解釈例
1)ゲール語で、カダム谷 Gleann Cadam

グレンは、もう説明は不要だろうが、ゲール語 Gleann からきている谷という意味である。Cadamは、PeatFreakのサイトによれば、意味はわからないが、家の名前だそうだ。
それ以上は、わからない。

原出典
1)カダム谷(カダムは意味がわからないが家の名前)
 Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country).Cadam is the name of a house with unknown meaning.
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

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2006年6月 2日 (金)

ウイスキーキャット

わたしはネコが好きだ。飼いたいけれど、妻と二人暮らしで旅行にも行きたいしってことで、いまのところ、犬好きの妻は犬をあきらめ、ネコ好きのわたしはネコをあきらめるということになっている。

さて、ウイスキー蒸留所には伝統的にネコが飼われていたことを知っている方は多いと思う。モルトウイスキーの原料となる大麦を狙ってやってくるネズミを退治するために飼われていたのだ。現代では、管理技術が進んだためにウイスキーキャットは減るばかりなのだが。。。

ウイスキーワールド5号を読んでいてショックなことが一つ。ハイランドパーク蒸留所にいたバーレーというウイスキーキャットが交通事故にあって死んでしまったことを伝える記事が載っていたのだ。しかも、その記事には、おなじハイランドパークにいたバーレーの妹モルトも交通事故で死んでしまっていたと書いてあるではないか。この二匹の前には、ピートという名前のウイスキーキャットもこの蒸留所では交通事故でなくなっている。悲しい。
この蒸留所のウイスキーキャットたちは、みなウイスキーに関係した名前がついていた。ピートは、モルトを乾燥させたり燃料となる泥炭だし、モルトは麦芽、バーレーは大麦からとられた名前だった。モルトとバーレーの仲良し兄妹の様子は下記の本に写真付きで載っていた。

  書 名: ネコを旅して英国ぐるり 英国ネコまみれ紀行
  著 者: 石井理恵子
  出版社: 新紀元社 ISBN4-7753-0115-2 C0095
  価 格: 1300円+税

ウイスキー蒸留所を訪ねるなら、ゲール語とウイスキーキャット中心にしたい!と思い出させてくれた記事だったとともに、かわいい2匹にあうチャンスはもうないのかと思うと悲しい。
オークニーに行ってくるんだった。。。

グレンタレット蒸留所のタウザーは、捕まえたネズミの数がきちんと記録されていた珍しいネコで、1987年に24歳の生涯を閉じるまでに28899匹のネズミを捕まえたことでギネスブックにも紹介されている。タウザーの跡継ぎアンバーはねずみ取りには関心がないんだとか。
グレンフィディックのアーチー、この間は会い損ねたボウモアのスモーキー、会いたいネコ達は数知れず。。Necomamire_2

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2006年6月 1日 (木)

グレンバーギ Glenburgie

これも蒸留所名であり、Burgieというのは地名でもある。
これについては、モルトウイスキー大全には地名の意味は載っていない。スットランド議会サイトとPeatFeakのサイトには同じような解釈がでている。議論はあまり必要ではあるまい。

解釈例
1)ゲール語+ノース語で、砦のある谷 

ゲール語でと書いたが、burgie はノース語 borg 由来で、砦があるという意味だとスコットランド議会サイトとPeatFreakのサイトとも書いてある。glen → gleann は説明不要であろう。
しかしながら、ヴァイキングがもたらした言葉が英国の地名にどのような影響を与えたかをまとめたサイトには、この burgie → borg については説明がなく、わたしにはこれ以上追跡できなかった。

原出典
1)Burgie (Moray). 
  This appears to be Norse borg, "fort", with a Gaelic locative.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesA-B.pdf

1)つづき
 "Glen of the Fort" Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) borg (Norse - fort).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

参考サイト
1)http://www.ordnancesurvey.co.uk/freefun/didyouknow/placenames/Scandi_place_names.pdf

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