« ひさびさの婆娑羅 20060610 | トップページ | グレンファークラス Glenfarclas »

2006年6月15日 (木)

ザ・ウイスキー・キャット

ハイランドパーク蒸留所のウイスキーキャットバーレーがなくなったことをウイスキーマガジン5号で読んだことを書いた。検索したら、ハイランドパーク蒸留所のホームページにもでていた。そして、バーレーを失ったいまは、208年の蒸留所の歴史の中で、はじめてネコのいない蒸留所にならざるを得ないことも記されていた(大泣)。
 
  http://www.highlandpark.co.uk/ambassador/diary/diarymar1.html
 
このURLをぜひクリックしてほしい。14歳でなくなったバーレー(大麦という意味)の元気だったころの様子が見られる。あ”~去年いっとくんだった~と大きな後悔。

ということで、ネコ好きの血が爆発している今日この頃。

勢いのままウイスキーキャットの本をもう一冊読んだ。
   書 名: ザ・ウイスキー・キャット
   著 者: C.W.ニコル
   出版社: 河出書房新社 ISBN4-309-25152-8
   価 格: 1600円+税
この本は、1982年にスコットランドの蒸留所を取材したときのネタをまとめて、小説にまとめたものである。グレンンゴァという架空の蒸留所にいるヌースというウイスキーキャットを通して、蒸留所の仕事、その中でウイスキーキャットの果たした役割や、ウイスキーをつくるおっさん達を描いている。
80年代のウイスキー不況で閉鎖される蒸留所の様子。そこから、グレンゴァに運ばれるヌース。アナザーキャットという偉大な雌のウイスキーキャット(たぶんグレンタレットのタウザーにみたてている)に、育てられしつけられることになる。大麦とモルトを守るために、ネズミたちとの格闘術を身につけ働くヌース。それを暖かく見守る蒸留室のジムじいさん。
いっちょまえになる様子、アナザーキャットとの別れ、ジムじいさんとのお別れなどをヌースの視点と言葉で語っていくという手法でつづられる楽しい本だった。

ジムじいさんの退職のシーンなんかとても泣けるし。「これからできる酒はちっともおいしくなく、自分がこれまで作ってきた酒がうまいんだ。」「それは、これまでつくりためてあるからしばらくは何千樽もある」なんて語る彼の言葉は、80年代のウイスキー不況のことを思い出すと本当に示唆的でもある。

ネコはちゃんとしつけると、採ったネズミなどをちゃんと家人に「誉めて」と持ってくる。子供の頃の田舎の家にいた「ちび」と「たま」の様子を思い出しながら、涙もんで読んでいた。ぜひ、読んで欲しい。Thewhiskycat

|

« ひさびさの婆娑羅 20060610 | トップページ | グレンファークラス Glenfarclas »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88375/10478355

この記事へのトラックバック一覧です: ザ・ウイスキー・キャット:

« ひさびさの婆娑羅 20060610 | トップページ | グレンファークラス Glenfarclas »