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2006年6月30日 (金)

古いウイスキーの味

古いウイスキーと言っても、30年熟成というような話ではない。
ここしばらくモルトウイスキーを好んで飲むようになって感じ始めていることがある。それは、同じ熟成年数だというのに1960年代や70年代に蒸留されたウイスキーはとてもおいしいということ。8年や12年熟成のものでも現代の8年や12年ものよりおいしいと感じるのだ。特級表示がある時代の Glendronach12年や Dalmore12年、Glenfiddich などを飲むチャンスに恵まれたせいでもある。知らなければよかった幸せかもしれない(笑)。
そして、蒸留所が閉鎖されたため比較しようもないけれど70年代に蒸留された Glen Albyn10年や Glen Mhor10年とかおいしいよなぁ~って思う。これらの既に閉鎖された蒸留所のお酒は、二度と生産されることはなく失われる一方だというのが非常に悲しい。

なぜ60年代や70年代のウイスキーがおいしいか?その理由は、、、、、よくわからない。
ちょっとしたヒントは、CWニコルが書いた「ザ・ウイスキーキャット」という本にあったがそれがどの蒸留所にも当てはまるのかどうかはわからない。

80年代にウイスキー業界は大きな不況を経験しスコットランドの多くの蒸留所が閉鎖するにいたった。生き残った蒸留所も販売数量を拡大したりコストを下げるための必死の努力をした。これ自体は悪いことではない。しかし、味が変わったと感じるのに10年以上かかるこの飲料の場合に、そこから立て直してもやはり10年以上かかるということがわかってもらえると思う。

平均して80年代半ばに製造プロセスなどを変えてなんとかコストをさげ、販売数を増やして生き残ったとしよう。10年あるいは12年後、変更したプロセスのウイスキーの評判がでるのに、90年代半ばになってしまう。そして、さらに改良したプロセスを短時間で投入できたとしても結果がでるのは、今度はちょうど今頃あるいはさらにこれからということになる。

その例に当てはまるかもしれないと思うのが、わたしのお気に入りの一つであるボウモアだ。60年代後半のボウモアは言いようもないほどすばらしい。最近までのボウモアはおいしいと思えない味のときもあったけれど、ごく最近のボウモア12年は、”らしさ”を取り戻してるような気がするのだ。

かつてとは気候も少しづつ変わり生産される大麦の味も変わってきた中で、ボウモア同様きっと他の蒸留所も努力を続けているに違いない。もうしばらくするとウイスキーはもっとおいしくなるに違いないと勝手に想像している(笑)。

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コメント

それは確かに感じますよね。こればっかりは判りませんね。だからいろいろと試していくのであった・・・(^^♪

お互いに興味を持ち始めて短期間で深いところまで来てしまいましたね。そしてどこまで行くのかしら。

投稿: pengo | 2006年7月 1日 (土) 01:14

今飲みたいのは、Glen Moray 1960年 だったりします。あとGlenCadam1965年も。3週間待たねばなりません(謎)。


投稿: nanba | 2006年7月 1日 (土) 16:21

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