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2006年9月30日 (土)

ラガヴーリン Lagavulin

ラガヴーリンは、もちろん地名、蒸留所名、ウイスキーのブランド名である。
これは以前に簡単に書いたことがあるのだが、もう一度、きちんと文献を引用して、書いておこうと思う。

つづりこそ書いていないがモルトウイスキー大全はそれらしいゲール語訳を載せている。

解釈例
1)水車小屋のあるくぼ地  モルトウイスキー大全にはつづりなし
2)粉挽き小屋があるくぼ地 Lag a' Mhuilinn ラガヴーリン

1)はゲール語のつづりが明記されていないが、おそらく2)と同じつづりだろう。
これを解釈するのは簡単で、Lag くぼ地 と muileann 粉ひき小屋 の二つがわかって、muileann の定冠詞付き属格が a' mhuilinn とわかればおしまいである。正確な意味は、「その粉ひき小屋があるそのくぼ地」ということである。Lag に定冠詞がつかないのは何度も説明したが、もう一度説明すると、例えば、the gate of the park というような場合には、最初の the に相当する定冠詞を省くのがゲール語文法なのである。それ故、An Lag a' mhuilinn などのようにはならないという点に注意が必要であるとともに、英訳する場合には、Lag に定冠詞がついていなくても、定冠詞があるように訳すべきなのである。つまり、正しい英訳は the hollow of the mill である。David Ross や Mike Darton らの記述には正確さがかけるように思う(原出典2-1~5の全部)。

英語の mill やゲール語の muileann は、水車小屋と訳す例もあるようでるが、これは必ずしも正しくはない。というのも、mill や muileann は粉挽きをするところであり、その動力が水車の場合は水車という訳でもよいだろうけれど、動力は風車でも人力でも牛力でも馬力でもなんでも、粉をひけば mill なのである。語源から見ても明らかで、英語の mill の語源はラテン語の mola であり、粉をひくために回す石臼なのである。逆に言えば、水車でも単に川から水をくみ上げるような水車は、mill や muileann ではないのである。

原出典は以下の通り
1)水車小屋のあるくぼ地 ゲール語のつづりなし
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P174-175.

2-1)"Hollow by the Mill"
  Lag (Scottish Gaelic - hollow) a'mhuilinn (Scottish Gaelic - by the mill).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2-2)Hollow by the mill : Lag 'a mhuilinn
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P134.

2-3)Hollow by the mill : Lag 'a mhuilinn
  George Mackay 著 : Scottish Place Names 2000年 P57.

2-4)Lagavulin (Islay), Lag a' Mhuilinn.
  "Hollow of the mill"
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesK-O.pdf

2-5)Hollow of the mill : Lag 'a mhuilinn
  Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P168.

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2006年9月29日 (金)

ポリッジ+納豆の朝食

ちょいと議論疲れだったりするし、たまにはこんなネタも(笑)。

わたしが結構好きな朝食メニューの一つだったりする。納豆にかける醤油などが適度な塩分になるので、結構いける。もちろん、納豆をいれない普通のポリッジも食べるんですけど(笑)。

ポリッジ好きの方、ぜひ一度お試しを。

作り方(1人分)
材料:ポリッジ用オーツ 75cc(カップで量る)
     固形スープの素(ほんのちょっと):セインズベリーで買ったクノールのやつが好き
     熱湯200cc
     納豆 40~50グラム
手順:お湯を沸かす
     固形スープの素を入れる
     ポリッジ用オーツを入れる
     沸騰させないように火を調節してゆっくりかき混ぜながら3~5分煮る
     納豆をかき混ぜて醤油や好みでからしをいれる
     その納豆にできたポリッジをいれてよくまぜてから食べる
Poridgenatto

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2006年9月28日 (木)

Tè bheag でいいたかったこと

わたしの書き方が悪かったためかかみ合わない議論になってしまったが、自分が言いたかったことを図にまとめた。
te bheag は基本的には、小柄な女性という意味のため、かわいいお嬢さんも含まれるがそれは背の低い場合に限定されるってこと。背の高さが普通あるいは背が高いかわいいお嬢さんは含まれないわけです。 それよりも他に含まれる方がずっと多い訳です。その極一部だけを取り出して日本語訳をつけるのはいかがなものかと思っていたのです。

わたしがこだわっていたのはこんなことなのでした。Tebheag

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2006年9月27日 (水)

スコットランドサッカー短信13 CLグループリーグ2試合目

欧州チャンピオンズリーグの1次リーグのセルティックが属するF組の試合が26日夜(日本時間の27日早朝)に行われたその結果を示す。

2006年 9月26日
  セルティック  1-0 コペンハーゲン
  ベンフィカ   0-1 マンU

中村が倒されて得たペナルティキックをミラーが決め、その1点を守りきったセルティックが貴重な勝ち点3を手に入れた。ベンフィカがホームでマンUに負けたため、セルティックはグループFの2位になった。このまま頑張ってグループステージを勝ち抜けて欲しい。

セルティック先発  
GK           ボルッツ
DF テルファー、コールドウェル、マクマナス、ネイラー
MF 中 村 、レノン、グラヴェセン、マギーディ
FW       ズラウスキ、ミラー

FWはヘッセリンクがお休み。マローニー、ピアソン、ビーティが交代出場している。

グループF順位
順位 勝ち点 得失点差 クラブ
  1         6          2        マンU
  2         3          0        セルティック
  3         1       -1        コペンハーゲン
  3         1       -1        ベンフィカ

次節は10月17日。次の対戦が行われる。
  セルティック  - ベンフィカ
  マンU     - コペンハーゲン

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ラフロイグ Laphroaig

ラフロイグは地名であり、蒸留所名、ウイスキーのブランド名でもある。
これは以前に簡単に書いたことがあるが、きちんと文献を引用して書いておこうと思う。何しろ、自分でも解釈が解釈を変えた方がいいのではないかと思い始めている。

http://bailebeag.cocolog-nifty.com/scotland/2005/10/laphroaiglagavu_fa76.html

地名研究の本を読んでいる限りモルトウイスキー大全の解釈は正しくないと思えるが、それは著者の責任ばかりではない。ラフロイグのボトルをみると、the beautiful hollow of the broad bay という意味だということが書いてあるからである。しかし、少しでもスコットランドの地名に関する文献を読んだことがある人には、この蒸留所の解釈は地名研究者達には全く支持されていないこともすぐにわかるだろう。

解釈例
1)広い入り江の美しいくぼ地  モルトウイスキー大全にはつづりなし
  ラフロイグのボトルに the beautiful hollow by the broad bay と書いてある
2)大きな湾側のくぼ地 Lag a' mhor aig ラグァヴォライク
3)騒々しい湾 Labhar aig ラワーラク
4)洞窟のある谷間 Lag Fròig ラグフロ(イ)ク
5)昔 Freag と呼ばれていたことに由来する(詳細不明)

1)はモルトウイスキー大全にこそつづりが書いていないが、ウイスキーのボトルに書いてある解釈をそのまま書いてあるのだろう。ちなみに、ボトルを見た方はすぐにわかるだろうが、ゲール語のつづりはどこにも書いていない。”つづりが書いていない解釈はあやしい”というのが、このサイトの基本的なスタンスである。2)を見るとわかるが、「美しい」は蒸留所があとからつけた”自称”ではないかと思っている。

2)については、現在最も広く受け入れられている説だと思う。「美しい」がない「大きな湾の側のくぼ地」である。でも、つづりを見てもらえるとわかると思うが、Lag a' mhor aig で、ラグァヴォライクのように発音するのに、これがラフロイグに変わったと言われて納得できるだろうか?

3)は、うるさい(音がする)湾って意味になる Labhar aig 。これだと、ラワーラ(イ)クという感じの発音なので、まぁまぁラフロイグに近い発音になるだろう。ただし、これも形容詞が名詞の前に来ている点で不利な解釈だと思う。Mike Darton も3-3)で、この解釈は very tentative と書いていて、まだまだ思いつきの段階であることを告白している。

4)は、最近最も有力なのではないかと感じている説である。Fròg は、原出典では洞窟と訳しているが、辞書を引くと穴という意味がでてくる。すると、くぼ地に目立つような穴が開いていてつけられた名前だとしたら、とても自然な感じがある。fròg の属格が fròig もしくは fròige なので、発音も、ラグフロ(イ)クもしくはラグフロ(イ)ケとなって、1~3)のどれよりもラフロイグに近いと感じる。発音も近い、意味もゲール語の文法通りで自然に解釈できる。わたしの一押しはこれである。Lag fròig ラグフロ(イ)ク 「穴が開いているくぼ地」。

5)Freagも辞書にあたって見たが、これ以上は調べられなかった。

4)と5)にあげたサイトは、スコットランドでもゲール語を話す日本人として知られた茂木毅さんのサイトにあった解釈である。残念なことに原出典をあげられていないが、信頼性が高いのではないかと感じている。

原出典は以下の通り
1ー1)広い入り江の美しいくぼ地 ゲール語のつづりなし
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P174-175.

1-2)the beautiful hollow of the broad bay
  ライフロイグのボトルより

2-1)"Hollow by the Big Bay"
      Lag (Scottish Gaelic - hollow) a'mhor (Scottish Gaelic - by the big) aig (Scottish Gaelic - bay).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2-2)Hollow by the big bay  : Lag a'mhor aig
  George Mackay 著 : Scottish Place Names 2000年 P57.

2-3)Hollow by the big bay  : Lag a'mhor aig
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P136.

3-1)Loud bay  : Labhar aig
  George Mackay 著 : Scottish Place Names 2000年 P57.

3-2)Loud bay  : Labhar aig
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P136.

3-3)Possibly- but very tentative - 'Loud'(labhar) bay(corrupt form of Old Norse vagr)
  Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P169.

4)Lag Froig :洞窟のある谷間
  http://www.ne.jp/asahi/info/islay/i_maltindex.html

5)遙か昔このあたりを Freag と呼んでいたことに由来する
  http://www.ne.jp/asahi/info/islay/i_maltindex.html

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2006年9月26日 (火)

スコットランドマガジン27号 & ウイスキーマガジン57号

スコットランドマガジンは前にも紹介した雑誌である。新しい号が先週末に届いたので紹介しておこう。

これの27号が届いたのである。目次などは英語で良ければこのサイトから読める。
わたしが気に入ったのは、ハイランドでもサザランドやロスシャーといった普段あまり日本では紹介されない地域が取り上げられていた記事である。写真だけでも十分に楽しい。
それと40ページからは、先日泊まったオールドウェイヴァリーホテルが紹介してあって、旅を思い出して、英語を読んでいてもとても楽しかった。

もう一つは、ウイスキーマガジンである。
これも57号が届いた。これも目次はこのサイトで確認できる
今号で気になったのは、16ページにあった日本のウイスキーに関する記事である。この記事は、東京でのウイスキーライブでのインタビューに基づくもののようだ。なかなか面白い記事となっていると思う。

ところで、英語版ではスコットランドマガジン27号は6月9日に出版されているし、ウイスキーマガジン57号は7月21日に出版されている。whisk-eを通して買うと、9月も後半にならないと届かないのだ。これは、ウイスキーマガジン日本語版が発行されるまでは、英語版も日本には流通させないという彼らの方針による。また、ウイスキーマガジン日本語版にスコットランドマガジン英語版の記事を載せる関係で、スコットランドマガジンまでその影響で英語版が届くのが遅くなるのである。

このあたりをきちんと把握しないまま whisk-e に注文してしまったことを反省している。英語版が早く読みたい場合は、英国に直接頼めばよかったのだ。誰が悪いのでもないので、自分に腹が立っている。

Scowhismag2757

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2006年9月25日 (月)

SPL06/07第8節結果と次節予定

スコティッシュプレミアリーグは第8節が9月23,24日に行われた。
セルティックはオールドファームに快勝し、首位をキープ。ハーツもアバディーンに勝った。そのため、2位と3位グループには、勝ち点差が4点ついてしまった。レンジャースの復活も待たれる。

第5節結果
2006年9月23日(土)               
 セルティック           2-0 レンジャース    
 ダンディU            1-1 マザーウェル 
 ダンファームライン  2-1 セントミレン 
 ヒバーニアン       0-1 フォルカーク 
 キルマーノック       1-1 インヴァネスCT
2006年9月24日(日)
 アバディーン      1-3 ハーツ   

9月24日終了後の順位表
順位 クラブ名    勝ち点 得失点差  勝 引分 負  試合数
 1 セルティック          19          9          6    1    1      8
 2 ハーツ                 16          5          5    1    2      8
 3 レンジャース         12          4          3    3    2      8
 4 アバディーン         12          2          3    3    2      8
 5 キルマーノック       12       -1          3    3    2      8
 6 ヒバーニアン         11          3          3    2    3      8
 7 セントミレン          10        -2          3    1    4      8
 8 フォルカーク         10       -5           3    1    4      8
 9 インヴァネスCT      8        -1          1    5    2       8
10 ダンディーU           8        -2          1    5    2       8
11 ダンファームライン  8        -2          2    2    4       8
12 マザーウェル         4       -10         1    1    6       8

次節の予定をあげておく。しかし、セルティックだけは27日にチャンピオンズリーグの試合がある。

第9節予定
2006年09月30日(土)                      ()内は日本時間
 インヴァネスCT    - ダンファームライン    15:00(23:00)
 マザーウェル       - キルマーノック        15:00(23:00)
 セントミレン      - ヒバーニアン          15:00(23:00)
2006年10月01日(日)
 フォルカーク      - セルティック             14:00(22:00)
 ハーツ                - ダンディU                15:00(23:00)
 レンジャース     - アバディーン            15:00(23:00)

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2006年9月24日 (日)

SPL06/07 第8節 セルティック快勝。中村途中交代、イマイチ?

今年初めてのオールドファームはセルティックの快勝。火曜のCLに弾みをつけた。しかし、木曜にUEFAカップがあるレンジャースは選手の負傷もあったし試合は完敗だし、かなり心配な内容だった。

 9月23日(土) セルティック 2-0 レンジャース

今日のセルティックの先発メンバーは次の通り
GK ボルッツ
DF テルファー、コールドウェル、マクマナス、ネイラー
MF 中村、レノン、グラヴェセン、マギーディ
FW ヘッセリンク、ミラー

控え 
GK マーシャル
DF バルデ、
MF スノー、ピアソン、マローニー
FW オジェー、ズラウスキ

前節の先発と変わったところは、マギーディとマローニーが入れ替わったこと。前節は調子が悪かったマローニーだからやむなしってところか。

試合は、グラヴェセン、ミラーと二人の移籍初ゴールでセルティックが快勝した。中村は、FKやCKでよいキックを蹴っていたが、本来の調子からみれば、イマイチという印象。特に後半の動きが良くなかったので、途中交代もCLがあるためというより不調だったからという感じ。火曜日に頑張ってくれ。
2-0と快勝したセルティックだったが、後半ミラーのシュートが決まるまでは、レンジャースに攻められっぱなしで、いい形をあまり作れていなかった。このあたりを修正点として欲しい。

さぁ火曜はチャンピオンズリーグの試合。コペンハーゲンをホームに迎えることになるが、ぜひ勝ち点3をあげて欲しい。いまからものすごく楽しみだ。

時間を追った詳細を次に示す。

続きを読む "SPL06/07 第8節 セルティック快勝。中村途中交代、イマイチ?"

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2006年9月23日 (土)

C.W.ニコル ウイスキー

以前に ザ・ウイスキー・キャット の旧版を読んだことを書いた
そしたら、どうしてもこの本を読みたくなって古本で買った。諸々のお金をいれても1000円で入手できてしまった。

   書 名: Whisky C.W.ニコルのスコットランド紀行
   著 者: C.W.ニコル著 with A.C.ダンカン 森洋子 訳
   出版社: 徳間書店 ISBN4-19-860017-1
   出版年: 1993年
   ページ: 197ページ
   価 格: 1900円(本体1845円)

これは、1982年にスコットランドにウイスキーの取材旅行に出かけて書いた本である。この本とザ・ウイスキー・キャットの2冊の本を書いたのである。

この本の前半は彼の旅行記そのものである。まだシングルモルトウイスキーについて詳しくない頃に旅行にでかけ、その出会いについて新鮮な驚きとともに書かれている。
旅行記は珍道中とでもいうべきものでとても楽しいし、なぜ、ザ・ウイスキー・キャットの本を書くことになたかもよくわかる。

そして、ウイスキー好きには、とても気になることが書いてある(1982年の取材だということに注意されたい)。タリスカーの地元の人間達が、既にUD社に買収されてから味が落ちたことを率直に語っていたことが書かれていたのだ。そして、ポットスチルからスピリットセイフに流れるウイスキーの量が各段と増えてからまずくなったことが書かれているのだ。

そう、1980年代蒸留のウイスキーはうまくないのとすばらしく対応している。

これは、ザ・ウイスキー・キャットにも書かれていることであるが、一般論として正しいかどうかは置いておいても、80年代蒸留のウイスキーのできの悪さはとてもよく表現できているように思う。

まだ読んだことがないウイスキー好きの方は、読まれたらいいのではないかとも思う。

ただ、残念なことが一つ。この本を読んだあとで、申し訳ないがザ・ウイスキー・キャットの方ができがよかったと感じてしまったことである。この本の後半部分に読むべき事がほとんどなかったと感じたからでもある。
Cwnicolewhisky

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2006年9月22日 (金)

キニンヴィー Kininvie

地名にして、ウイスキーの蒸留所名にしてそのブランド名であるこの名前。
検索で簡単にヒットしたが、実はその中身は結構難しい。
モルトウイスキー大全にはこの解釈が載っていない。

解釈例
1)ゲール語で、白い平原の端 Ceann Fhinn Mhuighe キニンヴュー
2)同じ解釈でつづりが違うもの Cinn Fhinnmhuighe  キニンヴュー

ceann はケァンと読み、端や頭という意味である。fhinn はインと読み(fhはサイレント)、白いという意味の fionn が変化したものである。mhuighe については、平原を表す magh から由来すると思われるが、なかなか辞書では確認ができなかった。
下記の辞書サイトで、magh という意味から由来するという記事が別の単語の説明文中に現れている(参考サイトB)の記述参照のこと)。これによれば、初期のアイルランドゲール語のつづりだと思われる。

Ceann と Cinn については、同じ単語でもつづりが違うと考えておけばよい。beann と beinn のようなものである(どちらも山)。Fhinn Mhuighe と Fhinnmhuighe は、見たとおり一語で書くか二語で書くかの違いでしかなく、結局同じものをさしていることがわかるだろう。

原出典は以下の通り
1)Kininvie (Banff)
  This appears to be "the end of the fair plain", from Ceann Fhinn Mhuighe.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesK-O.pdf

1の続き)"The End of the Fair Plain"
  Ceann Fhinn Mhuighe.
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2)Kininvie Cinn Fhinnmhuighe
  辞書サイトの解釈である。意味は1)と一緒
  http://www.smo.uhi.ac.uk/gaidhlig/faclair/sbg/lorg.php
  

辞書サイト http://www.ceantar.org/Dicts/search.html
A)fionn  a. -a, white, fair

B)maigheach  a hare, Irish miol bhuidhe (for miol mhuighe), Early Irish mil maighe, "plain beast"; from mial and magh. The Gaelic is an adj. from magh: *mageco-, "campestris".

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2006年9月21日 (木)

スコットランドサッカー短信12 CISカップ3回戦結果

日本ではヤマザキナビスコカップに相当するCISカップ3回戦が9月19,20日(火、水)に行われた。その結果を示す。
SPL勢が順当に勝ったが、唯一ダンディユナイテッドが一部のセントジョンストンに不覚。
4回戦は11月 7,8日(火、水)に行われる。

9月19日(火)
  インヴァネスCT(SPL)     0-1 フォルカーク(SPL)
  セントジョンストン(1部)    3-0 ダンディU(SPL)
  キルマーノック(SPL)     2-1 リヴィングストン(1部)
                   (延長)
  セルティック(SPL)       2-0 セントミレン(SPL)

9月20日(水)
  アロア(2部)           0-4 ハーツ(SPL)
  ダンファームライン(SPL)  0-2 レンジャース(SPL)
  ヒバーニアン(SPL)      6-0 グレトナ(1部)
  クイーンズパーク(3部)    0-3 マザーウェル(SPL)

以下セルティック情報
先発
GK:ボルッツ
DF:テルファー、バルデ、マクマナス、オジェー
MF:ライオダン、スノー、ヤロシク(45分マギーディと交代)、ピアソン
FW:ピアソン、ズラウスキ
得点はビーディとズラウスキ
ヘッセリンク、中村などはベンチ入りしたけど休養。マローニー、レノン、コールドウェルなどはベンチにすらいなかった。

中村はでなかったけど、ライオダンとバルデが今シーズン初先発。
そして、何よりうれしいのはビーティが完全復活したこと。この試合で最も輝いてたという評もあるぐらい。気になる方は英語ではありますが下記サイトをどうぞ。
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/scot_cups/5356384.stm

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2006年9月20日 (水)

ノックドゥ Knockdhu

これは英語名で Knock(ノック)、ゲール語名 Cnoc(クノック)という場所にある蒸留所名で、ウイスキーのブランド名でもある。地名ではないから地名研究本などにもその由来などは載っていないが、非常に簡単にそのゲール語の意味がわかる。
モルトウイスキー大全では、つづりこそあげられていないが、正しい意味を当てている。

解釈例
1)ゲール語で、黒い丘 モルトウイスキー大全につづりなし
2)ゲール語で、黒い丘 Cnoc dubh クノック ドゥ

これは、1)にはつづりがあげられていないが、2)にはつづりがある。
丘という意味の男性名詞 Cnoc(本当はクノクのノと最後のクの間に喉の奥からだすような音が入るけれどカタカナではかけない)に、黒いという意味の形容詞 dubh がついているのである。
繰り返すまでもないだろうが、ゲール語の通常の語順は、名詞を修飾する形容詞は、名詞の後におかれるのである。
あとは、これを英語風につづりをいじれば、Knockdhu のできあがりである。

原出典は以下の通り
1)黒い丘
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P170-171.

2)"Black Hill"
  Cnoc (Scottish Gaelic - hill) dubh (Scottish Gaelic - black)
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

辞書サイト
 http://www.ceantar.org/cgi-bin/search.cgi

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2006年9月19日 (火)

SPL06/07 第7節 セルティック勝利 中村はCKからアシスト

セルティックはホームで、ダンファームラインと対戦。1-0の勝利。
19日(火)には、セントミレンとCISカップ3回戦を戦い、いよいよ23日(土)には、レンジャースと今年初のオールドファームが待っている。さらに27日(火)には、チャンピオンズリーグのコペンハーゲン戦をホームで戦うというハードな日程も待っている。
頑張れ。

 9月16日(土) セルティック 1-0 ダンファームライン

今日のセルティックの先発メンバーは次の通り
GK ボルッツ
DF テルファー、コールドウェル、マクマナス、ネイラー
MF 中村、レノン、グラヴェセン、マローニー
FW ヘッセリンク、ミラー

控え 
GK マーシャル
DF バルデ(ケガが治ったようだ)
MF スノー、ヤロシク
FW マギーディ、オブライエン、ズラウスキ

右SBのウィルソンがチャンピオンズリーグの試合で負傷交代したが、傷が癒えないため、テルファーが先発。ウイルソンはベンチにもいない。骨折と言っていたからかなり心配。その変わり、左SBには、バルデが控えにベンチにはいっている。ケガが治って良かった。あとは、マギーディが先発からはずれそのポジションにマローニーがはいった。また、FWではズラウスキーが先発からはずれミラーが先発した。厳しいポジション争いもまたサッカー選手の宿命である。

試合前には、セルティックの過去の名プレーヤー・ジョントムソン氏をたたえたセレモニーがあって、ピッチの選手達、ベンチの選手やスタッフそして観客と一緒に、1分間の拍手が行われた。わたしはこの1分間の拍手が大好きだ。過去の名プレーヤーを大事にすることは、歴史を大事にして、今自分があるのは自分ばかりエライのではなく、偉大な先輩達がいるおかげだと悟ることもできる。いい習慣だと思う。

英語の放送では、試合直前にアップになった中村の背中をみて、「水曜日にはワンダフルなフリーキックを見せたシュンスケナカムラだ」と言っていた。なんかうれしいじゃないの。

試合はセルティックが勝ったが、チーム力とボール支配率から見ればもっと得点がとれたはずだった。ただし、グラヴェセンが中村を信頼してパスを出す様子がみられて非常によかった。あとは、同じようにマローニーやマギーディも彼との信頼関係をつくって欲しい。
マギーディこそドリブルする様子が見られたが、マローニーは、彼にボールがはいらずいらいらした様子も見えた。あと、最初は評価していなかったネイラーがだんだんと良くなってきたのに驚いた。攻撃も守備も良くなってきたと感じる。
あとは、ミラーやグラヴェセンといった移籍してきてまだ得点をあげていない選手に早く得点を取らせてあげたい。

時間を追った詳細を次に示す。

続きを読む "SPL06/07 第7節 セルティック勝利 中村はCKからアシスト"

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2006年9月18日 (月)

SPL06/07第7節結果と次節予定

スコティッシュプレミアリーグは第7節が9月16,17日に行われた。
セルティックは調子がでなかったものの1-0でなんとか勝利。レンジャースはヒバーニアンに完敗。ハーツも辛勝。中位では、アバディーンが順調に勝利をあげている。セントミレンは、そろそろ苦しくなってきたのかキルマーノックに敗れた。

第5節結果
2006年9月16日(土)               
 セルティック         1-0 ダンファームライン   
 フォルカーク    0-2 アバディーン       
 インヴァネスCT    0-0 ダンディU          
 セントミレン          0-1 キルマーノック     
2006年9月17日(日)
 ヒバーニアン        2-1 レンジャース   
 マザーウェル       0-1 ハーツ    

9月17日終了後の順位表
順位 クラブ名    勝ち点 得失点差  勝 引分 負  試合数
 1 セルティック          16          7          5    1    1      7
 2 ハーツ                 13          3          4    1    2      7
 3 レンジャース         12          6          3    3    1      7
 4 アバディーン         12          4          3    3    1      7
 5 ヒバーニアン         11          4         3    2    2       7
 6 キルマーノック       11       -1         3    2    2       7
 7 セントミレン          10        -1         3    1    3       7
 8 インヴァネスCT      7        -1          1    4    2       7
 9 ダンディーU           7        -2          1    4    2       7
10 フォルカーク           7       -6           2    1    4       7
11 ダンファームライン  5        -3          1    2    4       7
12 マザーウェル          3       -10        1    0    6       7

次節の予定をあげておく。
次節は、19,20(火、水)にCISカップ3回戦の試合があるため、ハードな連戦となる。特に、先週もミッドウィークにCLを戦っているセルティックは選手の疲労が心配。

第8節予定
2006年9月23日(土)                     ()内は日本時間
 セルティック         - レンジャース       12:30(20:30)
 ダンディU           - マザーウェル      15:00(23:00)
 ダンファームライン - セントミレン         15:00(23:00)
 ヒバーニアン      - フォルカーク          15:00(23:00)
 キルマーノック       - インヴァネスCT     15:00(23:00)
2006年9月24日(日)
 アバディーン     - ハーツ              14:00(22:00)

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新潟のバー ぎるびい

出張で訪ねた新潟。おいしい日本海の魚を食べておなかを作ったらモルトウイスキーへ(笑)。

ちょっと下調べしていたので、ぎるびいというバーに行ってきた。このホームページの表紙の写真ではまぁ普通のバーって感じ。でも、そのページの下側にある主要在庫ってところをクリックしてみてほしい(面倒な方はここから直結)。すごいでしょう?1950年代はおろか40年代のマッカランもあるんですよ~。

1杯目は、ラフロイグのソーダ割り。おいしく飲ませてもらった。

2杯目は、シェリー酒樽のお勧めは?と聞いてでてきたのが、ゲール語解釈で苦労していた(今も苦労しているけど)Glenfarclas1961。いきなりかよ~ですね。マスターによれば、今はマッカランよりグレンファークラスの方が丁寧に作っているからおいしいですよとのこと。神戸でも飲んだことがあるけど、確かにうまかった。渋くなるちょい手前で寸止めしたような素晴らしい味(笑)。

そして、ボウモア1950年の8歳。激ウマ。ヨードもピートもホンのかすかにしか感じない。8歳のボウモアがこんなに味なのか~って衝撃を受けた。色も今のものよりずっと薄い。
なんで、もうこのボウモアは作れないんだろうって悲しくもある。

次は、グレンリベット25年のめちゃ古いやつ。マスターによれば100年前の味ってことでした。この写真でわかる方がいらしたもっと教えて欲しい。結構モルティで、田舎っぽく、しっかりとした味です。

その他見せていただくだけで”拝観料”がいるようなボトルがごろごろしていた(笑)。

Glenfarclas1961 43% 750ml
Bowmore 1950 8YO 43% 750ml
Glenlivet 25YO 80%proof 

いかんいかん、こんなことしてたら財布にいくらはいっていてもたりないがな、と自覚して退散。知らなければ幸せだったのに~という世界をちょいと覗いてみたような感じだった。
ごちそうさまでした。

マスターのお話も楽しく、素晴らしいバーでした。このバー神戸になくてよかった。だって、神戸にあったら、わたし破産するもの(笑)。

Glenfarclas1961Bowmore19508 Glenlivet25_1

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2006年9月17日 (日)

ブレンディッドウイスキーで見つけた変なゲール語 tè bheag

なにげに見つけたウイスキーのサイトに、とても気になることが書いてあった。ブレンディッドウイスキーに Tè Bheag nan Eilean というのがあって、チェイ・ベックは”可愛いお嬢さん”の意味と書いてあったのだ。
このサイトの方に教えてもらったら(本当に丁寧に教えていただきました。ありがとうございます。)、確かに世界の名酒事典2006年版の52ページにそのように書いてあった。

  世界の名酒事典2006年版(講談社) ISBN 4-06-213102-1
  (この部分の担当は土屋守氏そのヒトである)

しかしである。読み方も意味も違うのだ。本当は、Tè の e の上には点がついているので、本来はチェーと読み bheag はベックというより、ヴェークのように発音するのである(小さいという意味の beag が女性名詞である tè を修飾するために bheag という形になっている)。さらに、nan Eilean は、ナン・エランと読む。全部あわせてチェーヴェークナンエランのようになる。厳密には”その島のその小さなもの”あるいは、”その島のその小柄な女性”という意味である。Tè は女性を指す場合には一般的には子供には使わない表現でもある。The Modern Gaelic-English Dictionary(Robert Owen著1993年)のP111には、tè bbeag で、ウイスキーあるいは 小さなもの、小さなヒト(small one)という説明まである。つまり、”小さなもの”が暗示しているのは”可愛いお嬢さん”ではなく、ウイスキーそのものであると言っているのである。

beag は可愛かろうか不細工であろうが、物理的に小さければ beag なので、tè を女の人という意味にするなら、この場合は可愛いお嬢さんかどうか判断する要素はなく、かつ tè にも若いかどうかを判断する要素がないので「小柄な女性(おばさんやおばぁさんかもしれない)」ということになる。

日本語に訳すなら「島の小さなもの(こと)」や「島の小柄な女性」だと商品名ぽくないし、「その島のウイスキー」では直接的なので、「その島の小さきもの=ウイスキー」なんて訳せばいいのではないかと思う。

モルトウイスキーの蒸留所シリーズがもし終わってもしばらくはゲール語とウイスキーで遊べそうな予感がしている(笑)。

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2006年9月16日 (土)

グレンファークラス再び

以前にグレンファークラス蒸留所のゲール語解読を行った
そのときに「緑の草原の谷間」というのがモルトウイスキー大全には紹介されているが、ゲール語のつづりがよくわからないということを書いた。

お酒の量販店である河内屋さんのサイトにグレンファークラス蒸留所「緑の草の生い茂る谷間(ゲール語のGLEANN-FEARENN-CLAS)」という記述があるのをみつけた。
河内屋さんに、これを書くのにあたって参考にした本などがあったら紹介してほしいというお願いをしたところ、かなり以前に作成されたことと担当が変わってしまってわからないが、代理店などに照会すればわかるのではないかということだった。

河内屋さんには、
○ホームページのあら探しをしているわけではない
○でも、GLEANN-FEARENN-CLASというのはゲール語のルールに反している
○蒸留所のゲール語とその解釈はよく間違って日本に紹介されている
○間違いが普及しているのをなんとかしたいと思っている
○グレンファークラスについては、そのゲール語のつづりは本当はよくわかっていない
○なにかのヒントになればと思うので、参考にした本などがあればぜひ教えてほしい
とお願いした。
返事の中で、そういったことであれば間違いはどんどん指摘してほしい、正しいゲール語の方を普及させたいということであった。立派だなぁ。今度からは河内屋で買うぞ、と決めたのであった。

さて、どうしようかと思ったが、グレンファークラス蒸留所に直接メールしてみた。このつづりを紹介している日本のサイトがあったが、これはつづりが違っていると思うと。そして、正しいつづりと意味を教えてもらえないかと。

返事はやってきた。
1)担当してくださった方が、現在のオーナーのグラント氏に聞いたところ、先代が1956年にエディンバラ大学のゲール語の教授に、グレンファークラスの意味を聞いて、それ以来、緑の草地の谷'Valley of the Green Grassland'という意味を使っているとのこと。
2)つづりは、完全にはわからないが、GLEANN-FEARENN-CLAS の FEARENN は、FEARANN の間違いだ
ということであった。

大きなヒントだった。ここで、Fearann は土地という意味で、属格は Fearainn である。Gleann はいまさら説明する必要はないだろう。ただし、clas というつづりで緑を意味する単語はゲール語にはないので、これを glas → ghlais としてやれば、 Gleann Fearainn Ghlais で、緑の土地の谷という意味ができあがる。glas は緑や青さらには灰色をも意味するゲール語の形容詞(名詞で使えば錠という意味もある)で、男性名詞である Fearann の属格 Fearainn を修飾するときには、ghlais と形を変える必要がある。

つまり、「緑の草原の谷間」という意味をあてた場合のグレンファークラスのゲール語は Gleann Fearainn Ghlais となることがわかったのだ。これならば文法的にも正しく、かつ意味も”緑の土地の谷”となるし、発音も「グレンフェーラングラシュ」(gh は、喉の奥から出す音)となって、まぁまぁグレンファークラスに聞こえるだろう。

ここまでやってみて、”Gleann Fearann Glas”でも検索をかけてみた。するといくつかのサイトがヒットして、Gleann-Fearann-Glas で緑の草地が茂る谷という趣旨のサイトがいくつか日本語でも見つかることがわかった。河内屋さんのは Glas と Clas も間違えていたことがわかった。
ただし、このつづりでは、単純に、谷・土地・緑の という単語を並べただけで、名詞の属格とその属格を修飾する形容詞の変化というゲール語文法の基本中の基本がすっぽりと抜けていることを記しておかなければなるまい。

これで非常にすっきりとした。感謝の意味を込めて河内屋さんにグレンファークラスを発注したのはいうまでもない(楽天は利用しないと決めているのでヤフーのサイトで注文した)。

ただし、「緑の草原の谷間」のゲール語つづりがわかったからといって、Glenfarclas という地名の本当の意味がわかったわけではないことに注意されたい。学者達が見解の一致は見ていないのは、前回の記事にあるままなのだ

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2006年9月15日 (金)

ノッカンドォ Knockando

これは、Morayshire にある蒸留所名で、もちろん地名である。しかし、Banffshire にはよく似た Knockandhu(Knockandu というつづりもあるが、ここでは Knockandhu を採用しておく)という地名があって、これが混同されているようであるので、そのあたりを記しておきたい。モルトウイスキー大全もこの混同による誤りを犯している。

解釈例
1)ゲール語で、小さな黒い丘あるいは小さな黒い塚 モルトウイスキー大全につづりなし
2)ゲール語で、市場の丘 Cnoc Cheannachd クノック ヒナッハト

まずは1)ではなく2)について説明する。
これは、スコットランド議会サイトの他に、3冊の地名研究本にも紹介されている説である。Knockando を Cnoc と cheannachd に分解している。前者は、丘という意味であり、後者は、英語で言えば、trade や commerse や merchandise という意味の ceannachd の属格 cheannachd である。つまり、交易などが行われていた丘ってことで、下記にあげた文献では、いずれも market hill や hill of market、market knoll などとしてあって、「市場がある丘」となる。

では、なぜこれを小さな黒い丘や小さな黒い塚などと間違えてしまうのだろうか。
これは、Knockando 蒸留所がある Morayshire ではなく、Banffshire にある Tamanavulin 蒸留所のそばの Knockandhu と混同しているからである。このつづりは、下記参考サイトにあげたように解釈できるので、丘 Cnoc に小さいという接尾辞 an がついて、Cnocan となり、黒いという意味の dubh がついて、黒い小さな丘という意味になる。

Knockando と Knockandhu は別物と覚えておいて、蒸留所の方は、交易の丘 → 市場の丘 と覚えておこう。

原出典は以下の通り
1)小さな黒い丘あるいは小さな黒い塚
 土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P168-169.

2-1)Knockando (Moray), Cnoc Cheannachd.
  "Market hill".
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesK-O.pdf

2-2)Hill of the market : Cnoc cheannachd
    1685年には、Knockandoch というつづりが見られる
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P133.

2-3)Rounded hill of the market : cnoc cheannachd と同じつづり
  Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P207.

2-4)market knoll : cnoc cheannachd
  David Dorward 著 : Scotland's Place-Names 1979年 P48.

参考)
  Knockandu (Banff), An Cnocan Dubh.(地図には Knockandhu とある)
  "The black hillock".
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesK-O.pdf

Knockandodhu

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2006年9月14日 (木)

スコットランドサッカー短信11 CLグループリーグ1試合目

中村のFKにファンデルサール一歩も動けず!鳥肌たったぁ!!でも、マンUに負け。

欧州チャンピオンズリーグの1次リーグのセルティックが属するF組の試合が13日夜(日本時間の14日早朝)に行われたその結果を示す。

2006年 9月13日
  マンU        3-2 セルティック
  コペンハーゲン 0-0 ベンフィカ

セルティック先発  システムは 4-1-4-1
GK           ボルッツ
DF ウイルソン、コールドウェル、マクマナス、ネイラー
MF           レノン
MF 中 村 、ヤロシク、グラヴェセン、マギーディ
FW          ヘッセリンク

前半、20分、GKボルッツからのハイボールを前線で受けたヘッセリンクがオランダ代表の同僚から個人技で得点。セルティックが先制。しかし、28分、ボルッツが不注意なファールをエリア内で犯してしまい、PKを献上してしまう。これをサハに決められ同点。39分、たたみかけるマンUに、自陣中央でグラヴェセンがボールを失ってしまい、スコールズからサハに美しいスルーパスが通って、サハがきっちり決め2-1とマンU逆転。それでも、41分に絶好の位置で得たFKを中村がきっちりと左足で決めた。オランダ代表のファンデルサールが一歩も動けない素晴らしいFKだった。前半は2-2で終了。

後半開始すぐにグラヴェセンのパスミスから失点(泣)。ウィルソン→テルファーはケガによる交代。ヤロシク→ミラーの交代で4-4-2にシステム変更。頑張れ。レノンとマクマナスでやりあう場面があって、ちと悲しくなる。それにしても、マンUとセルティックのチーム力には差があると感じる。69分、1対1が全く通用せず消えていたマギーディに変わり、ケガが治ったマローニー投入。1対1の場面で余裕でキープできるマンUの選手にいいようにパスを回され、ドリブルされちゃう。ルーニーをキーパーと1対1にしちゃったり、テルファーのクリアが危うくゴールしそうになったり。どちらもボルッツのウルトラセーヴだった。試合はそのまま終了。残念。
でも、アウェイで2点取ったのが収穫。
セルティックパークでもこのままだと思うなよ、ManU。

粕谷氏の解説がうざかったので、英語の放送を聞いていた。
スコットランド英語よりは、ずっと”すました”英語の放送であった(笑)。

グループF順位
順位 勝ち点 得失点差 クラブ
  1         3          1        マンU
  2         1          0        ベンフィカ
  2         1          0        コペンハーゲン
  4         0       -1        セルティック

次節は9月27日。次の対戦が行われる。
  ベンフィカ   - マンU
  セルティック  - コペンハーゲン

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2006年9月13日 (水)

誕生日のボトル Glendronach 1962年生の12歳

9月12日はわたしの誕生日。わたしが12歳ということではない、念のため(笑)。奮発してこのボトルを買った。ウイスキーは飲んでこそウイスキー、と思いつつ古いコルク栓を確実にあける腕がない(泣)。コルク栓開け手術はとあるお店のマスターにお願いした。さすがはプロ(古いコルク栓を落とさないようなオリジナルの道具までつくっていらした)。もちろん、お礼はこのウイスキー一杯。

グレンドロナックは、いまではシェリー酒樽で作ったウイスキーしかでていないけれど、古い時代のグレンドロナックはシェリー酒樽を使っていないお酒も作っていたのだ。12年ものの表記があるボトルが普通で、蒸留年が書いてあるのはこの1962年ぐらいなのではないかと思う(正しくご存知の方がいらしたら教えてください)。

マスターがコンディション最高ですよ、とおっしゃってくれたように、液面低下もほとんどなく、コルク栓の傷みもほとんどなかった。こんなにスムーズに開くとは思いませんでしたとおっしゃっていたぐらい。マスターにも飲んでいただいたけれど、味の方も最高。さわやかなフルーティさを持っていて、そしてくどくない甘い香りと味が鼻と舌をうんと幸せにしてくれる。そして、長い余韻。は~ホントに幸せ。

妻と一緒に出かけて誕生日は幸せにすぎていった。
Glendronach19621 Glendronach19622

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2006年9月12日 (火)

SPL06/07第6節結果と次節予定

スコティッシュプレミアリーグは第6節が9月9,10日に行われた。
ハーツが今年昇格したセントミレンに足もとを救われ、0-1で敗れた。
レンジャースはフォルカークに大勝。
インヴァネスCTとダンファームラインは今シーズン初勝利。
上位はだんだんと見慣れた順位表になってきた(笑)。

第5節結果
2006年9月09日(土)               
 アバディーン        0-1 セルティック
 ダンファームライン3-2 キルマーノック
 ハーツ            0-1 セントミレン
 マザーウェル       1-4 インヴァネスCT
 レンジャース        4-0 フォルカーク
2006年9月10日(日)
 ダンディU         0-3 ヒバーニアン

9月10日終了後の順位表
順位 クラブ名    勝ち点 得失点差  勝 引分 負  試合数
 1 セルティック         13          6          4    1    1      6
 2 レンジャース        12          7          3    3    0      6
 3 ハーツ                10          2          3    1    2      6
 4 セントミレン         10           0          3    1    2      6
 5 アバディーン          9           2          2    3    1      6
 6 ヒバーニアン          8           3          2    2    2      6
 7 キルマーノック        8        -2          2    2    2      6
 8 フォルカーク          7        -4          2    1    3      6
 9 インヴァネスCT      6        -1          1    3    2      6
10 ダンディーU           6        -2          1    3    2      6
11 ダンファームライン  5        -2          1    2    3      6
12 マザーウェル          3       -9          1    0    5      6

次節の予定をあげておく。通常は土曜に5試合、日曜に1試合なのだが、土曜の試合が1試合減りその分日曜の試合が増えている。ミッドウィークの19,20日(火、水)にCISカップ3回戦が開催される都合かもしれない。

第7節予定
2006年9月16日(土)                     ()内は日本時間
 セルティック         - ダンファームライン   15:00(23:00)
 フォルカーク      - アバディーン          15:00(23:00)
 インヴァネスCT    - ダンディU               15:00(23:00)
 セントミレン         - キルマーノック        15:00(23:00)
2006年9月17日(日)
 ヒバーニアン        - レンジャース           14:00(22:00)
 マザーウェル       - ハーツ                  15:00(23:00)

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2006年9月11日 (月)

SPL06/07 第6節 セルティック勝利 中村は守備に忙殺

セルティックはアウェイでアバディーンと対戦。

 9月9日(土) アバディーン 0-1 セルティック

今日のセルティックの先発メンバーは次の通り
GK ボルッツ
DF ウイルソン、コールドウェル、マクマナス、ネイラー
MF 中村、レノン、グラヴェセン、マギーティ
FW ズラウスキ、ヘッセリンク

今週からストラカン監督がベンチで指揮をとれるようになった(笑)。GKはケガが直ったボルッツが先発。マーシャルはベンチ。先発FWにヘッセリンクが入って、スコットランド代表FWのミラーはベンチへ。MFは、移籍してきたグラヴェセンが先発し、レノンと並んでボランチの位置に。右には中村、左にはマギーディが入っている。左サイドバックのネイラーは前試合でよかったとは思えなかったが今日も先発。

試合は、ショートパスをつなぎたいMF陣と、ヘッセリンクの頭を直接狙ってロングボールをいれたいDF陣でやりたいサッカーが違っていたように見えたセルティック。また、グラヴェセンのポジションが高くて、中村が逆に守備に走るところが見えた。このあたりはチームとしてさらに成熟が必要だろう。ヘッセリンクの決定力で勝ったが、チーム力で奪った得点とは思えない。

中村は守備に追われた以外にも、ゴール前のチャンスになりそうな場所でボールを失うことが一度ではなくあったので、このあたりのキープ力もさらに磨いて欲しい。FK、CKはさすがであったが、やはり得点に直接つながってこそである。次の試合は水曜夜(日本時間木曜早朝)のマンチェスターユナイテッド戦である。その試合での活躍を期待したい。

時間を追った詳細を次に示す。

続きを読む "SPL06/07 第6節 セルティック勝利 中村は守備に忙殺"

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NBA大阪北摂支部 試飲会&セミナー

こんなイベントがあって参加してきた。というのも婆娑羅のマスター・曽我さんがその親玉だからである(笑)。

そして、密かに土屋氏と話しができる時間がないかと婆娑羅のマスター曽我さんには聞いていた。セミナーの前後には時間があるはずということで、セミナー前の時間で試飲コーナーで本とグッズを販売している土屋氏ともお話することができた。

試飲コーナーでは、ウイスキーが沢山あるのはもちろんだが、ギネスビールや焼酎などもおいてあった。個人的には、ピアレスコレクションのブローラが激ウマだったと思っている。
ここで、ダルウィニーなどを展示していたスコットランド人を発見し、その意味について聞いてみた。速攻で「meeting point」という主旨のことを言っていたが、地名本を2冊持っていたので、2冊とも「Field of Champion」って書いてあるでしょとさらに突っ込んでみた。へ~とは言っていたが、間違っているのもあるからね~(あんたもじゃと言いたかったが(笑))となかなか納得していない様子だったが、2冊ともそう書いてあったので渋々と認めたようだった(笑)。

テイスティングセミナーは、第一部が土屋氏のハイランドパーク、第二部が、サントリーの山崎蒸留所長などをつとめられた嶋谷氏。両方参加は許されず、どちらかを選ばないといけなかったので、年齢的なことを考えてお話を聞くチャンスが今後ないかもしれない嶋谷氏のセミナーを選んだ。

ウイスキー作り方の基本の説明とマッカラン(12YO、ファインオーク12YO、同18YO)、グレンフィディック12YO、ボウモア12YO、山崎1989のティスティングがあった。

最後にもう一度試飲コーナーにもどった。大満足の一日であった。

さて、土屋氏との話であるがこんな感じ。
わたしがお伝えしたのは、モルトウイスキー大全には、蒸留所のゲール語の訳について間違いが結構多いから、早く改訂版の改訂版を出して欲しいということ。例えば、マッカランは聖コロンバの丘ではないし、ノッカンドォとノッカンデュを取り違えているし、クレイゲラヒも無情につきだした大岩ではないなどをお伝えした。
土屋氏は、現在改訂版については2008年頃を予定していることや、ゲール語については専門ではなく蒸留所の言うとおりに書いてあるので、間違いがあればぜひ教えて欲しいということであった。マッカランが聖コロンバの丘ではないというのは結構ショックだったようで、スコットランド議会サイトのコピーを渡して納得してもらった。
さらに、グレンモーレンジやつい先ほど話をしたダルウィニーのように蒸留所がゲール語の意味を正しく使っていないこともあるなんて話で結構盛り上がってしまったのである。
秘書っぽいかたの名刺ももらったし、ブログのURLもお伝えしてある。

今後どうなるかはお楽しみ。
上の写真は試飲会場の様子。下の写真はセミナーの嶋谷氏と北摂支部の曽我さん。
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2006年9月10日 (日)

スコットランド地名研究本 7

スコットランドの地名の由来を研究した本の紹介シリーズその7である。

   書 名: SCOTTISH PLACE NAMES
   著 者: George Mackay
   出版社: Geddes & Grosset ISBN:1-84205-170-9
   出版年: 2002年(わたしが入手したのは2002年版だが初版は2000年)
   総ページ数:96ページ
   価 格: 3.99英ポンド

この本がスコットランドの地名の意味を知るために、これまでに紹介した6冊よりも、コンパクトさと紹介している地名の多さ、学説の新しさの点で非常に優れていると感じる。
これまでの本と違い、2ページしかないイントロにつづき、辞書形式で地名を調べることができる。手元に置いておくならこの本であろう。

例えば、Bowmore も”大きな岩礁”なんて意味はさらさら載っていなくて、「Both mor」の”大きな家”という意味しか紹介していない。

アマゾンに注文してから届くまでに1ヶ月半もかかったが、待つ価値は十分にあった。

しかし、家にスコットランドの地名の本だけで7冊もあるのをあらためて眺めてみると、自分は何モン?ってギモンが(笑)。
Spnmackay

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2006年9月 9日 (土)

アイル・オブ・ジュラ Isle of Jura

地名にして、ウイスキーの蒸留所名にしてそのブランド名であるこの名前。調べる前には「鹿の島」で簡単に終わると思っていた。調べた後には、学者ってのは本当によく調べているものだなぁと実感。

解釈例
1)ノース語で、鹿の島 モルトウイスキー大全にはつづりなし
        jur ey もしくは dyr-ey というつづりが地名研究者の本には見られる
2)ノース語で、Doirad の島 Doirad は人名 ey がノース語の「島」
3)2)の解釈をゲール語とするもの  Diura ジュラ Doirad's eilean

1)のノース語で、鹿の島としている解釈は少なくない模様。この点では、モルトウイスキー大全もきちんと調べている(笑)。スコットランド議会サイトと下記の2,3)の2冊の地名研究本につづりと意味が紹介されている。

2)と3)の人名 Doirad の島についても、PeatFreakと2冊の地名研究本に紹介されている解釈である。ただし、ノース語の人名なのかゲール語の人名なのかはよくわからなかった。それでも、Doiradが、当時のゲール語で「Broken Hearted」を意味した人名なんてのが結構魅力的だなぁと思う(下記8)を参照されたい)。ただ、現代ゲール語では Doirad というのは、ルールに反したつづりとなっているので、注意も必要である(やはりノース語が有利かも)。

どれが正しいかなんてのは、もちろんわたしが答えられるはずがないが、この島はヴァイキング以前にゲール族もしくはスコット族が住んでいた島であることと7)と8)にあるように7世紀には Doirad Eilinn という記述があったことを考えれば、個人的には「Doirad の島」説が有力ではないかと考えている。8)の文献には何世紀にも渡って変化をし続けた上に、古いノース語の djur と ey の影響を受けて、Jura になったのだろう書いてあって、結構説得力があると考えている。

原出典は以下の通り
1)鹿の島 ノース語のつづりなし
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P162-163.

2)Jura, Diura.
  "Deer island", from Norse. The island's byname is An t-Eilean Ban, "the blessed island", wherein ban has had its usual meaning of "fair" or "white" extended . A local person is a Diurach but would also have had the nickname each, "horse" attached.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

3)Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P154.
  Doirad's Island と言われてるが間違いであると解釈例2)の説を否定している本。
  その上で、ノース語 djur ey で 鹿の島 としている。

4)William J. Watson 著: Scottish Place-Name Papers 2002年 P69.
  ey はノース語で島 dyr-ey は deer-isle 鹿の島
  1386年にその記述あり。

5)"Doirad's Island"
  Doirad (Norse personal name, meaning deer) ey (Old Norse - island).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

6)David Dorward 著 : Scotland's Place-Names 1979年 P.16.
  Jura は Doirad's isle .

7)Divid Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P118.
  Doirad(ゲール語の人名) Island(ノース語 ey)で Doirad's Island
    678年には Doirad Eilinn という記述があるので、ノース語 ey は、
  ゲール語 Eilinn(島)を当てたのだろうという記述あり。

8)JURA (in the old county of Argyll (Hebrides))
  NAME ON MAP: Dure DATE: 1335 EARLIEST RECORD: Doirad Eilinn DATE: 678 MEANING: the earliest record, from The Annals of Ulster, would be GOIDELIC Doirad's eilean `island'. The personal name could have meant `broken hearted'. The name has contracted over the centuries and may mave been influenced by OLD NORSE djur `deer' and ey `island'.
  http://www.gwp.enta.net/scothist.htm

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2006年9月 8日 (金)

スコットランドサッカー短信10 ユーロ2008予選B組2試合目

スコットランドサッカー短信8でユーロ2008予選初戦の結果を報告したのに続き、9月6日に2試合目が行われた。世間の注目は、ワールドカップ決勝で戦ったフランスとイタリアの試合であるが、このサイトはスコットランド戦にしか関心はない(笑)。
 そのスコットランドは、アウェイでリトアニアと対戦。同じ日にどこかの代表チームが、ぼこぼこのピッチに苦しんで文句をたれていた監督がいたが、まったく同じようにスコットランド代表チームもリトアニアの荒れたピッチに文句をたれていた。結果を示しておこう。
  
   リトアニア 1-2 スコットランド
    得点者 スコットランドのみ デイリー、ミラー

 ミラーはセルティックの試合では得点できないというのに、代表の試合では2試合連続ゴールを上げた。しかし、イエローカードももらってしまい、累積で次の試合、つまりフランス戦にでられないということになってしまった。ん~ちょっとこまった。この試合はでていなかったクリスボイドに期待しよう。

 スコットランドが属するB組には、フランス、イタリア、ウクライナ、リトアニア、グルジア、フェロー諸島がいる。他のチームの結果も示す。B組は7チームという奇数なのでフェロー諸島は試合がなかった。
   フランス  3-1 イタリア
   ウクライナ 3-2 グルジア

スコットランドが現時点で1位なので、順位表も作っておく(笑)。

順位  チーム          試合  勝   分   敗  得点  失点  得失差  勝点
1     スコットランド     2     2    0    0    8     1        7         6
2     フランス            2     2    0    0    6     1        5        6
3     グルジア           3     1    0    2    8     6        2        3
4     ウクライナ         1     1    0    0    3     2        1        3
5     リトアニア      2     0    1    1    2     3   -  1        1
6     イタリア            2     0    1    1    2     4   -  2        1
7     フェロー諸島     2     0    0    2    0   12   -12        0

スコットランドの次の試合は10月7日でフランスと対戦することが決まっている。好調のフランスとどう戦うか楽しみである。

B組スコットランドの日程をあげておく
    日程    対戦(左側がホームチーム)
   20061007 スコットランド 17:00 フランス
   20061011 ウクライナ 時刻未定 スコットランド
   20070324 スコットランド 時刻未定 グルジア
   20070328 イタリア 時刻未定 スコットランド
   20070606 フェロー諸島 時刻未定 スコットランド
   20070908 スコットランド 時刻未定 リトアニア
   20070912 フランス 時刻未定 スコットランド
   20071013 スコットランド 時刻未定 ウクライナ
   20071017 グルジア 時刻未定 スコットランド
   20071117 スコットランド 時刻未定 イタリア

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2006年9月 7日 (木)

スコットランドサッカー短信9 CISカップ3回戦日程

日本ではヤマザキナビスコカップに相当するCISカップ3回戦の日程が確定した(先に組み合わせは決定していた)。3回戦は9月19,20日(火、水)に行われる。

9月19日(火) 19:45(現地時間)~
  インヴァネスCT(SPL)    - フォルカーク(SPL)
  セントジョンストン(1部)   - ダンディU(SPL)
  キルマーノック(SPL)     - リヴィングストン(1部)
  セルティック(SPL)       - セントミレン(SPL)

9月20日(水) 19:45(現地時間)~
  アロア(2部)           - ハーツ(SPL)
  ダンファームライン(SPL) - レンジャース(SPL)
  ヒバーニアン(SPL)     - グレトナ(1部)
  クイーンズパーク(3部)   - マザーウェル(SPL)

9月17日(日)にリーグ戦がある ハーツ、レンジャース、ヒバーニアン、マザーウェルの4チームは全て水曜日にカップ戦を戦うこととなった。よく配慮された日程である。

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アイル・オヴ・アラン Isle of Arran

これも地名であって、蒸留所名そしてウイスキーのブランド名である。
この名前もモルトウイスキー大全には解説がない。

解釈例
1)ブリソニック系ケルト語由来のゲール語で、高さ、とがった丘 Arainn アラン

この島の名前の由来が記されていたのは、わたしが入手できたところでは、下記の4つ。説はひとつで、最後の文献には、よくわからない由来であると書いてあった。結構難しいのかもしれない。

しかし、PeatFreakとそのネタ本の記述ははっきりしていて、ブリソニック系のケルト語(Ross は、はっきりとカンブリア語とまで書いている)の aran(高さ)に由来するとしている。
この島は、山のように高い形をしているそうなので、それとも矛盾しないし、すっきりとした説明である。
これには Darton もカンブリア語と明記はしていないがブリソニック系ケルト語由来と説明しているので、こちらも同意しているのだろう。

最後に、スコットランド議会サイトからの引用では、この由来はよくわかっていないとはっきりと書いてあることも頭に置いておきたい。

原出典は以下の通り
1)"Place of Peaked Hills"
  Aran (Brythonic - peaked hill), very early Gaelic name, and the translation is not sure. ネタ本は2)
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2)現代ゲール語のつづりはArrain
  カンブリア語 aran "height, peaked hill"(高さ、とがった丘)に由来する。
  アイルランドのアラン島(aran)は、腎臓の形に似ていることからその名前がついたとも説明してある。
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P15.

3)ブリソン語由来のゲール語 aran がもとになった、意味は”Height(高さ)
  ゲール語では”高い”という意味の ard にも関係している。
  Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P20.

4)Arran, Arainn.
 This name is unclear and is said to be unrelated to the name "Aran" in Ireland which is Arainn with a long initial "a". However, if the names are linked they mean "kidney shaped". 以下略
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesA-B.pdf

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2006年9月 6日 (水)

インヴァーレーヴン Inverleven

これも地名であって、蒸留所名そしてウイスキーのブランド名である。
この名前もモルトウイスキー大全では、レーヴン川の河口としてある。
実は、これを解釈するのはあまりやさしくない。
また、なぜかPeatFreakにもスコットランド議会サイトにもこのInverlevenの解釈はない。

解釈例
1)レーヴン川の河口  モルトウイスキー大全にはつづりなし
2)ニレの木の川の河口 Inbhir Leamhain インヴァー レーヴァン
3)洪水の川の河口     Inbhir Liobhann インヴァーリーヴァン ゲール語以外のケルト語由来

1)の解釈は、ここでは議論する必要があるまい。

2)の解釈は、Leven を Leamhan と解釈して、英語で elm =ニレの木とするものである。この解釈の弱点は、Leven という川はスコットランドに3本あり、そのすべてがニレの木とするのに無理がある点である。わたしもこの説には賛成しがたい。

3)の解釈は、ゲール語以外のケルト系言語由来とするもので、Limo-という古いケルト語の語幹から由来したのではないかとするもので、これは”洪水”を意味するそうだ。

わたしは、3本あるLeven川を共通して説明するのに、この”洪水”という意味が元になっているというのは非常に有力であると感じている。

原出典は以下の通り
1)レーヴン川の河口 ゲール語のつづりなし
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P158-159.

2)Inbhir Leamhain Leamhan は elm=ニレの木で、属格が Leamhain、Inbhir は河口
  David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P140.

3)英語で elm の意味の leamhan から由来したとは思われない。古いゲール語の”洪水”に由来している。
  Mike Darton 著: The Dictionary of Place Names in Scotland New Editon 1994年 P173.

3の続き)古いケルト語の Limo-”洪水”に由来する。ウェールズ語llif、コーンウォール語 lyf
  W.F.H. Nicolaisen 著: Scottish Place-Names New Editon  2001年 P228.

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2006年9月 5日 (火)

世界の名酒事典購入

この1977年に創刊されて本は毎年出版されていたが、2006年版を最後に休刊するのだそうだ。たまたまとある酒屋さんにお酒のことで問い合わせたときに、世界の名酒事典が休刊されると決まったと教えていただいた。

  出版社:講談社 2005年11月出版
  ページ数: 615ページ 
  ASIN: 4062131021

アマゾンドットコムで検索をかけたら新品はなく中古品のみが取り扱われ、定価4200円(税別)が税込み11500円が最安値として売られていた。

ところが、近所の本屋さんで新品を見つけたのだ。わたしは新品を税別4200円のまま、つまり税込み4410円で買えたのだ(^^)v

ウイスキー、ブランディ、スピリッツ、本格焼酎、リキュール、ワイン、ビール、中国銘酒という目次が示すように、本当に幅広く世界で飲めるお酒を紹介してくれているありがたい本である。本当にこの本が休刊なのは残念だなぁ。

手に入れることができてよかった。
Meishujiten

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2006年9月 4日 (月)

グレンアギー Glenugie

これは正確には地名ではなく、蒸留所名そしてウイスキーのブランド名である。モルトウイスキー大全にはアギー川からつけられたものだが、アギー川からは離れていてインヴァネッティ村の近くにあり、インヴァネッティ蒸留所とはじめのことは呼ばれていたという解説がある。

解釈例
1)アギー川からつけられた モルトウイスキー大全にはつづりなし 
2)くぼみまたは引っ込んだところがある川の谷 
   Gleann Ugeach   グレンウガッハ(誤)
   Gleann Uigeach  グレンウゲッハ(正)
  (誤)はPeatFreakに載っているつづりで、(正)はそのネタ本にでているつづりである

1)のアギー川からつけられたというのは、ゲール語の意味という意味ではなんのヒントにもならない。

2)の「くぼみまたは引っ込んだところがある川の谷」については、ノース語で同様の意味を持つ vik がゲール語に取り込まれ uig になって、さらにそれが形容詞形になったものである。このつづりは、スカイ島北部にある Uig という地名にそのまま現れており”湾”という意味にもなった。
Ugie という川は、曲がりくねっているので、このような名前になったのではないかと提案されている解釈である。

また、この蒸留所がある Peterhead は地元でゲール語を話す人々の間では、Inbhir Uigidh(アギー川の河口という名前で呼ばれていたそうである(参考サイト)。このことから、現代ゲール語では、Gleann Uigidh とつづるべきであることもわかる(あくまでも Gleann Uigeach は、元の意味を解釈するために引っ張りだしたものある)。

もう閉鎖された蒸留所で、再生産することはないだろうということがモルトウイスキー大全には書いてあるが、意味がわかったこともあってちと寂しい話だと感じる。

原出典は以下の通り
1)アギー川からつけられた
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P148-149.

2)"Glen of the ugie"
   Glen (Anglicised Scottish Gaelic word for gleann, river valley in mountain or hill country) ugeach (Scottish Gaelic - nook or hollow).
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2のに続き)David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P216.
  PeatFreakのネタ本。ほぼ同じ記述があるが、きちんとGleann Uigeach と書いてある。

参考サイト
 Inverugie (Aberdeen), Inbhir Uigidh.
"The mouth of the Ugie". Inbhir Uigidh is the name of Peterhead in eastern Gaelic dialects.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

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2006年9月 3日 (日)

スコットランドサッカー短信8 ユーロ2008予選B組1試合目

スコットランドサッカー短信4でもお伝えしたように、ユーロ2008の予選が8月16日から始まっている。当サイトの今のところの関心事は、スコットランドが予選突破するかどうかにある。

スコットランドは9月2日にホームでフェロー諸島(デンマーク領)と対戦し、6-0と勝利した。
   スコットランド 6-0 フェロー諸島
   得点者 フレッチャー マクファーデン ボイド2 ミラー オコーナー

去年ブレークしたクリス・ボイドの2得点はじめ、まだセルティックでは得点をあげられていないミラーも得点している。リーグ戦でも頑張って欲しい。

 スコットランドが属するB組には、フランス、イタリア、ウクライナ、リトアニア、グルジアがいる。他のチームの結果も示す。B組は7チームという奇数なのでウクライナは試合がなかった。
   グルジア 0-3 フランス
   イタリア 1-1 リトアニア
この結果、得失点差でスコットランドが1位となった(爆)。

スコットランドの次の試合は6日でリトアニアと対戦することが決まっている。
B組スコットランドの日程をあげておく
    日程    対戦(左側がホームチーム)
   20060906 リトアニア 18:30 スコットランド
   20061007 スコットランド 17:00 フランス
   20061011 ウクライナ 時刻未定 スコットランド
   20070324 スコットランド 時刻未定 グルジア
   20070328 イタリア 時刻未定 スコットランド
   20070606 フェロー諸島 時刻未定 スコットランド
   20070908 スコットランド 時刻未定 リトアニア
   20070912 フランス 時刻未定 スコットランド
   20071013 スコットランド 時刻未定 ウクライナ
   20071017 グルジア 時刻未定 スコットランド
   20071117 スコットランド 時刻未定 イタリア

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グレンタレット Glenturret

これは地名、蒸留所名そしてウイスキーのブランド名である。モルトウイスキー大全にはタレット川の谷という解説があるが、これでは役に立たない(訳になっていない)。
調べてみると、同じような解釈で比較的簡単だった。このぐらい調べたらいいのに。

解釈例
1)ゲール語で、タレット川の谷 モルトウイスキー大全にはつづりなし 
2)ゲール語で、乾いた小さな川の谷 Gleann Turraid グレン ツラッチ(この最後のチはとても書くのが難しいのでこれで許して)
3)ゲール語で、乾いた川の谷 Gleann Turraid グレン ツラッチ

1)のタレット川の谷というのは、議論する価値がないのでおいておく。

2)の「乾いた小さな川の谷」について前に turret は、川の名前と谷の名前だということを覚えておこう。この川の名前だといういうのが大事なのだ。
 tur は乾いたという意味で、夏になって降水量が減り川が干上がってしまうことがあったからつけられた名前だろうということである。
 さらに2)と2)の続きにあげてある原出典では、thatを”小さな”という意味の接尾辞であるとして、tur-that と続けて小さな乾いた川だとしている。しかしながら、この接尾辞をわたしはゲール語の辞書で見つけられなかった。この解釈がいまいちかもと思う理由はこれである。
ただ、turthat とつづりれば、ゲール語でツラットと読めるようになる。
 もともとは、Gleann turthat というつづりということになる(Gleann Turraid は現代ゲール語のつづりである)。

3)の解釈も基本的は、2)の解釈に同じようなもので、tur が”乾いた”という意味だというところまで同じである。3)の続きにあげた文献には、2)とは違う考え方が説明されている。tur-entia とつなげているのだ。これで、”乾いたもの”というような意味になる。この -entia については、グレンリベットのところでもでてきた。ただし、turentia では、ツレンシャのような発音になるため、タレットやツラッチのように聞こえないのが弱点だと思える。

発音上有利なのは2)の解釈、意味的に有利な解釈は3)ってところだろう。

原出典は以下の通り
1)タレット川の谷
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P146-147.

2)"Glen of the Little Dry Stream"
  Tur (Scottish Gaelic - dry) that suffix indicating small. Meaning the stream dries up in summer.
  http://www.peatfreak.com/art-distillery-names-pronunciation.php

2のに続き)David Ross 著 : Scottish Place-Names 2001年 P216.
  PeatFreakのネタ本。ほぼ同じ記述がある。

3)Gleann Turraid
  "The glen of the dry river", one which shrinks in volume in summer.
  http://www.scottish.parliament.uk/vli/language/gaelic/pdfs/placenamesF-J.pdf

3の続き)tur-entia
  tur は乾いたという意味で、tur-entia で”乾いたもの”
  William J. Watson 著: Scottish Place-Name Papers 2002年 P125-126.

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2006年9月 2日 (土)

インチガワー Inchgower

この蒸留所名は、モルトウイスキー大全では解説があるが、Peatfreakやスコットランド議会サイトなどには解説がない。また、地名研究本の何冊かにもあたったが地名の解説にもない。
この蒸留所名解読については、全面的にではないけれどモルトウイスキー大全に賛成できている自分に驚いている(笑)。

解釈例
1)川のそばの山羊の放牧地  モルトウイスキー大全にはつづりなし

2)山羊がいる草地(独自解釈というか一般的な意味) 
  ゲール語のつづりと発音は Innis gaibhre イニシュガレ(辞書サイト参照)

1)と2)の解釈は違うように見えるが実は、ほとんど同じなのだ。モルトウイスキー大全の著者も2)と同じ Innis gaibhre にたどり着いて、解釈したものと思われる。
まず、単語を説明しよう。
innis は、辞書サイトにもあるように島という意味とそこから派生した「草地」さらに派生した「放牧地」などの意味がある。一般的に英語名でInch~となっている場合には、それに相当するゲール語は Innis である。これを覚えていくとよい。つまり、英語名で Inch がきたら、島か草地なのだ。
山羊を意味するゲール語は、女性名詞 gabhar であるが、もう何度も説明したけれど属格に変化してgaibhre になっている。
この二つを組み合わせて、Innis gaibhre イニシュガレのように発音する。

これで基本的な意味としては、山羊がいる草地あるいは放牧地という意味になる。
「川のそばの」がついているかいないかの違いでしかないが、これは、この草地が形成されるためにこの川が果たした役割が大きければ、その解釈もあり得るだろうと思うから。事実、地図を見ると、この蒸留所そばには草地があって(地図では、山羊がいたかどうかはわからない(笑))、その脇には小さな川があった。
「川のそばの山羊の放牧地」は一般的な解釈ではないが、この特定の蒸留所名としてはそんなに悪くないと感じる。
もし、一般的な意味を問われたら、わたしは「山羊のいる草地」あるいは「山羊の放牧地」と答えるけれど。

この地名の要素については、下記の参考サイトをご覧いただきたい。英語ではあるが、Inchgowerを解釈するのに十分な情報が得られる。それを見ても「川のそばの」という意味は直接でてこないこともわかるだろう。

原出典は以下の通り
1)川のそばの山羊の放牧地 ゲール語のつづりなし
  土屋守:改訂版 モルトウイスキー大全(小学館)2002年 P156-157.

辞書サイト http://www.ceantar.org/Dicts/MF2/index.html
innis  nf. g. innse; pl. innsean, island, grazing field
gabhar  nf. g. gaibhre; d. -air; pl. -air, goat

参考サイト
http://www.ordnancesurvey.co.uk/oswebsite/freefun/didyouknow/placenames/Gaelic_guide.pdf

要素  gobhar nmf gobhair, goibhre g gobhair, goibhrean pl
意味  goat (山羊)
地名例 Allt na Goibhre(山羊がそばにいる川)

要素  inch
意味  anglicised form of innis
地名例 Inchmore(大きな島 あるいは 大きな草地)

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2006年9月 1日 (金)

またゲール語の辞書買った

新しいゲール語の辞書を買った。これまでの辞書より発音と文法事項に配慮した辞書になっている。
  THE MODERN GAELIC-ENGLISH DICTIONARY
  Robert C. OWEN
  ペーパーバック: 139ページ
  出版社: GAIRM(1993年)
  ISBN 1-871901-29-4
  価格:7.5英ポンド(でもね、この値段では買えず結構高かったの)
以前から使っていた3冊に加えてこれで辞書4冊体制になった。
この辞書の最大の特徴は、単語の発音が書いてあること。英語の辞書になじんだ方には当然のように思える発音が書いてある辞書というのは、ゲール語の場合珍しいのである。
しかも、その発音が発音記号ではなく、英語の発音に基づいているのである。
例えば、家という意味の taigh についてはその発音が tahee と書いてあって、タ(-)イーのように発音することがわかるのである。
また、辞書の後半には文法書のように単語の時制変化などについて説明があるのもうれしい。しばらくこの辞書で遊べそうである。
Moderngaelicenglishdic

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