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2007年5月12日 (土)

”ガリア戦記”

誰もがこの書名を知っているのではないかと思うが、読んだことがある人は意外と少ないのではないかと思う。

この本を読もうと思った理由は、たった一つ。
”大陸のケルトがローマやゲルマンに押されて、英国諸島に移住したということが積極的に書いてあるものはあるか?”(もちろん、わたしはそんなものはないと思っているが)
ということである。

カエサル (著), 近山 金次 (翻訳)
文庫: 320ページ
出版社: 岩波書店; 改版版 (1964/01)
ISBN-10: 400334071X
ISBN-13: 978-4003340714

自分のことも含めて、冷静に第3者の目でかかれている本は、自分が予想していた以上に”歴史書”であった。2000年以上にわたって評価され続けている本であることを実感した。

そして、この本の中では、大陸のケルトと呼ばれた人々が英国諸島に押し出されたというようなことはかかれていない。むしろ、ゲルマンの移動そのものと、ゲルマンに圧迫されたケルトが西に移動するのを阻止したカエサルというスタンスで描かれている。

この時代には、すでに”ケルト系”と呼ばれる人々が英国諸島に住んでいたのであるから当然でもある。この”ケルト系”が大陸ケルトと遺伝的なつながりが全くなく、新石器時代の末裔であることもすでにわかっているので、いつ頃、言語を含む”ケルト系”の文化が英国諸島に、どのように伝わったのかは依然として謎である。

もう少し読書と調査が必要のようである。

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コメント

こんにちは
サッカー以外では初めてコメント書かせて頂きます。

ガリア戦記、10年前に読みました。
塩野七生さんが絶賛するほどの名文なのかなあと思いつつ読んだ記憶があります。
でも、戦場の指揮官があれだけの民俗、風習等を客観的な目で記述しているというのはすごいですよね。
”ケルト”というのはよく聞くけど、細かいことはよくわかっていないということですね。
ケルトの特色みたいのはよくわかりませんが、ぼくは「ケルト音楽」というのは好きですね。他の西欧のものとはまったくちがうものを感じます。

投稿: dema | 2007年5月14日 (月) 18:58

demaさん こんにちは
コメントありがとうございます。

わたしが読んでいるのは翻訳版なので、これが名文なのかどうかは翻訳者の文章にもよるなぁと思って読んでおります。元のラテン語の文章がやはり名文なのかもしれませんよね。

現在のケルト音楽というのはたいていアイルランドやウェールズ系のものですから、本当に”大陸ケルト”から引き継がれたものかどうかは、やっぱりわからないんだと思います。

わたしもエンヤとかの曲を聴くとなんか癒される感じがするので、いい音楽だなぁ~と思いつつ、ケルト文化なのか新石器時代の人々から面々とつながっている文化なのかな~なんて考えているわけです。

投稿: nanba | 2007年5月16日 (水) 10:36

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