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2007年11月14日 (水)

”リタの鐘が鳴る 竹鶴リタの生涯”

竹鶴リタに関する本の2冊目。これも古本である。

書名:リタの鐘が鳴る 竹鶴リタの生涯
著者:早瀬利之
発行:(株)朝日ソノラマ(1995年)
ISBN:4-257-03428-9

この本は、竹鶴政孝についても詳しく書いてあるが、よりリタに重きを置いた本である。タイトルのリタの鐘がなるというのも、余市蒸留所ができてすぐのころに従業員に始業時刻などを知らせるために、彼女が鳴らした鐘にちなんでのこと。

彼女の生涯を小説風に書いてある。そのため、非常に読みやすいし、竹鶴政孝やリタについての本をはじめて読む人は混乱しないだろう。

ただ、この前に取り上げたチェックランドの本を読んでいる方は混乱するだろう。竹鶴政孝が会ってもいないはずのリタのお父さんと会っていたりするし、政孝がお世話になった先生はやはりウイルソンではなくウイリアムと書いてあるなど、チェックランドの本とは異なる部分もあるから。

小説風の書き方であるため、どこまでが事実でどこからが事実でないかがとてもわかりにくく、すべてが事実であるように感じる人もいるだろうが、とてもそうは思えない。

ただ、余市蒸留所をつくるときに、ウイスキーをつくるつもりはないといって、芝川氏や加賀氏といった出資者の方々を”だまして”いたり、彼らに内緒でモルトウイスキーをつくっていたというのが本当だったのか、それともフィクションだったのかはとても気になっているところである。

まだ竹鶴政孝とリタについての本を読んだことがない方には、この本を最初に読んでおいて、他の本はあとから読んだほうがいいかもしれないと感じた。
Ritasring

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