2008年9月13日 (土)

Ardbeg Blasda  甘くておいしい?

アードベクから新製品がでるそうだ。

たとえば、こちらをご覧いただきたい。

http://www.musashiya-net.co.jp/products/details1162.php

たまたま、検索にヒットしたサイトを挙げてあるだけで他意はない。

このサイトでは、ブラスダはゲール語で、甘くておいしい という意味だそうだ。

どなたが原稿を書いたかしらないが、ゲール語では、「ブラスダ」のようには読まず、「ブラスタ」のように読むのだと知っておいたほうがよい。dは、語頭ではdの発音になるが、語中、語尾のdはtの発音になる。

では、意味は「あまくておいしい」のだろうか? わたしが持っている辞書3冊には、delicious, tasty, savoury のように記述があって、「おいしい」という意味があるのがわかるが、「あまくて」というようなニュアンスを含むような意味のことは書いていない。

こちらのサイトを見てもらえれば、簡単にわかるだろう。

http://www.websters-dictionary-online.org/translation/Gaelic/blasda

blasda は、ゲール語ではブラスタのように読み、シンプルに「おいしい」という意味だと知っておこう。

「広い湾そばのくぼ地」とは解釈できても「広い湾そばの”美しい”くぼ地」なんて意味にはなりそうにもない Laphroaig と似たような「拡大解釈」のように感じる。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年8月20日 (水)

ウイスキープロフェッショナルの資格を持っていますか?

わたしがよく行くバーのマスターに、初めてきたお客さんが聞いたそうだ。これだけウイスキーを置いてあったら取らないとだめでしょう、とまでそのお客さんは言ったそうだ。

では、明石のたこを使っているとうたっているたこ焼きのお店にいって、「明石・タコ検定はとりましたか?」と聞くだろうか? まして、「明石のタコを使っているなら、明石・タコ検定は取らないとだめでしょう」って言うだろうか。言いませんよねぇ。

私的な団体が作った資格を取ろうが取るまいが、それはお店の方の考え方によるだろう。取りたければ取ればよいし、そうでなかったら取らないだけのこと。お客さんがどうこういうものではないだろうに。

# ちなみに、明石・タコ検定は明石・タコ検定委員会という団体が
# やってはいるが、明石商工会議所も主催団体に名を連ね、
# 明石市も全面的に後援するという公的な印象の受けるものである。

わたしはモルトウイスキーにしか関心はないし、ウイスキー全般についての関心はないから、そんな資格にも関心はないし、お店の方がその資格を持っているかどうかについても全く関心はない。日本でそれなりに知られているモルトウイスキーのお店で、その資格を持っているというマスターの方をあまり聞いたこともない。

わたしがバーを選ぶ基準は、気持ちのよい的確なサービス(モルトウイスキーをきちんとサーブしてくれるという意味で)をしてくれかどうかだけである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年7月11日 (金)

”江井ヶ島酒造”

明石にはシングルモルトウイスキーを作っている蒸留所があります。それは、江井ヶ島酒造

どんなウイスキーを作っているかはこちらをご覧ください

見ての通り、シングルモルトウイスキーもあるんですよ。

ぜひ、一度見学させてもらいたいな~と前々から思っていたので、昨日問い合わせをしてみました。

1)週末は見学を受け付けていない。
  サラリーマンには厳しいなぁ。
2)さらに粘って、工場を一般にオープンする日はないの?って聞いたら
  2月に土日のどちらかで、一般公開の予定があるが酒蔵だけ(泣)
3)そして、ウイスキー蒸留所の操業は一年に1か月だけ!
  しかも、来週いっぱいぐらいで今年の操業は終わり!

休みをとって見に行きたいな~と思っていたけど、操業しているところは見るのが難しいかもしれない。
ん~なんとか見に行きたいけどなぁ。

お問い合わせにはとても丁寧に対応していただきました。
ありがとうございます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月 7日 (土)

宮城峡蒸留所? Sendai Distillery?

今年は国内の蒸留所見学が続いている。
 4月 山崎蒸留所 山崎と京料理
 5月 白州蒸留所 白州と食
そして、6月になって宮城峡蒸留所(英語では Sendai Distillery と表記していた)の見学にいくことができた。来月は余市?(笑)。

宮城峡蒸留所へはJR作並駅から徒歩。バスもあるが、この季節はのんびりと歩いて周りの景色も楽しみたい。15分弱で蒸留所入り口にと思われる橋まではたどり着くもののそこから先が結構長い。受付にまっすぐ進まず、新川が見えるように歩いたので、ますます遠回りになってしまった。でも、学生のときにバーベキュー+芋煮をした河原には、フェンスがあってもうはいれなくなっていた。ちょっとショック。

一人でも受け付けは簡単にしてもらえた。しばらく待って、見学がスタート。わたしを含めて4人の見学者に、一人の女性ガイドがついてくれた。

キルンはもう使われていないが、ピートが置いてあって、モルティングの説明をしてくれる。

次の棟では、糖化、発酵と制御室の説明。さらに、隣の棟では初留釜4基、再留釜4基の蒸留設備を見せてもらった(が、うごいていなかったように思う)。

そして、新川の伏流水の噴水と余市の初期の蒸留釜を見た後で貯蔵庫へ。貯蔵庫は他の建物と一緒の色で赤れんがだ。黒カビがとても少なかったで、なんで?と聞いてみた。ここは雪が沢山降るので、それで結構落ちてしまうということであった。妙に納得。

最後に、ブレンディドの鶴17年とシングルモルトの宮城峡10年をテイスティング。宮城峡10年にはややモルティな部分を感じたが、鶴17年はスムーズでよくできていたと思う。

有料試飲のカウンターでは、ものすご~く詳しい女性が対応してくれた。
まずは、ニューポット、5年熟成、15年熟成の宮城峡3種類をテイスティング。
あとはグレーン12年を楽しむ。このグレーンはよくできている。これらを楽しんでいたら、ニューポットは飲みきれなかった。反省。

案内の方も丁寧だったし、途中でわからないことはあとで確かめてから教えてくれたし、充実した気分で帰ってきた。

写真は次の通り
1)キルン
2)蒸留釜
3)熟成樽
4)以前はバーベキューができた新川の河原
20080607_0120080607_02 20080607_03 

20080607_04

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年5月17日 (土)

白州蒸留所へ 「白州と食」セミナー参加

5月17日(土)はじめて白州蒸留所に行ってきた。目的は「白州と食」のセミナーに参加するため。
小淵沢の駅には12時過ぎに到着して、しばらく待つ。最近、はまっている本を熟読していたので時間はあっという間に過ぎて、12時45分頃になったところで、白州蒸留所の方が登場。
タクシーであと2名の方と一緒に蒸留所に移動。参加費が2000円だというのに、タクシー代は2000円弱かかっていたと思う。もちろん、サントリーのおごり。帰りのタクシー代ももちろん無料なので、テイスティングと料理を考えれば、なんともお得なセミナーである。

13時過ぎには蒸留所についてしまった。セミナー開始は14時からだから、それまで、ショップとウイスキー博物館で過ごす。ウイスキー博物館は結構楽しめる。ウイスキーをつくる工程の説明や歴史の説明については、その展示を含めて一見の価値があると思う。

14時からは蒸留所の見学。糖化、発酵、蒸留、貯蔵の工程を一通りみせていただいた。マッシュタンは巨大なステンレス製。発酵槽は木桶とステンレス槽の両方がある。そして、いろいろな形のポットスチル。すべてが直火加熱式なのを知らなかった。反省。

貯蔵庫は巨大だった。10段ぐらいの高さに積んであっただろうか。それが何列も並んでいる!数えきれない!ただし、ここだけは撮影禁止。ちょびっと疑問だったのは、貯蔵庫が白い壁のままだったこと。山崎蒸留所の貯蔵庫もそうなのだし、スコットランドの各蒸留所でも貯蔵庫の壁は黒い。それはアルコールにつくカビが黒いからだそうだ。だから、もともとは普通の石積みやレンガ積みでもだんだんと黒い色になっていく。んでも、白州の貯蔵庫は白かったように思う。ただ、ここだけはバスでそそくさと移動しながらの見学だったのできちんと写真も撮れなかったので、もう一度確かめに行きたい!と思う。

樽のリチャーを実際にやっているところも見学できて感動。熟練の技が必要だということを改めて認識させられた。

そして、セミナールームではお待ちかねのテイスティングと料理。
テイスティングは白州10,12,18年と山崎12年の4種類。さらに、白州12年と18年を水割りやソーダ割りにできるように別のグラスで配られた。
料理は次の通り。
1)ポークハムとチーズの自家製燻製ピンチョス
2)無花果のカクテル
3)季節の野菜のマリネ
4)紅マスのマリネ
5)岩魚と山女の燻製
6)アワビの煮貝
料理については、白州蒸留所内のレストランであるホワイトテラスの料理長・中山さん(だったと思う間違えていたらごめんなさい)が丁寧に説明してくれた。いずれもとてもおいしいものだったが、デザート感覚でどうぞと言われた無花果のカクテルがとてもおいしかった。

丁寧に質問に答えてくださった案内の方もとても印象がよい。テイスティングもよかったし、料理にも大満足。参加してよかった。

写真は以下の通り
1)入口~
2)発酵中
3)ポットスチル(こっちは再留釜)
4)リチャーの様子
5)テイスティング+でてきたオードブルなど
20080517_0120080517_0220080517_03 20080517_04   

20080517_05

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

1939年蒸留のウイスキー

1939年蒸留、37年熟成というウイスキーを飲む機会があった。
G&M社製 コニッサーズチョイスシリーズ Linkwood。
750ml 40%のこのお酒は、ややへたった感じがするものの十分おいしく飲める。
シェリー酒樽で熟成されたこのウイスキーは、甘くていい香り、ビターチョコレートのようなやや苦い感じも受ける、ただ長熟にありがちな樽香もたっぷりだし、けっこうな渋みもある。鼻に抜くとなんともいえない幸せな香りとなる。

戦前に蒸留された貴重なお酒を飲む機会に恵まれたことに感謝したい。
20080511_01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 7日 (水)

Talisker 57°North 納品?(笑)

もちろん、もう帰国してまっせ。これは、帰国直前にかったウイスキーについて。

帰国直前のエディンバラ空港。まだ朝5時ごろという状況で、わたしは免税店にいた。飛行機は6時50分にでるため、5時前には空港にいたのだ。出国の手荷物検査が終わるとすぐにウイスキーを売っている免税店があった。

そこで購入したのがこれ。免税店の親父が結構面白いお方で、今年になって出たばかりとってもスムーズでおいしいよ、タリスカーがある北緯57度に合わせてアルコール度数も57度になっているんだよ、と教えてくれた。乗り換えのフランクフルトで厳しい検査があるけど、ここで液体を1リットルも買っていいのか?と聞くと、ちゃんとシーリングして、免税店で買ったものだということをわかるようにしておくから大丈夫、ということで購入。

さっそく昨晩にメインモルトに持っていって、おいしかったらメインモルトへ、まずかったら家に引き取ることにした(笑)。

マスターにあけてもらうと、ピートが利いていて、甘くていい香り。口に含むとなんともいえない甘みが広がった後で、スパイシーなタリスカー独特のドライさがやってくる。うまい!
マスターも同様に、おいしいということになった。ということで、これはメインモルトで売られることとなった。今回の旅では”運び人A”としての仕事もしたらしい。

まだ日本には入ってきていない商品だそうですので、メインモルトへ行かれる方々、お試しくださいませ。

20080507

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月23日 (日)

初めて体験 激マズウイスキー

はじめに書いておくけれど、誰かを責めたいわけでもなくて(いや一人いるか(笑))、あるウイスキーを飲んだ時の全くの個人的な感想である(んでも、このウイスキーを飲んだお店で聞いた話では、おいしいといった方はまだいないそうである)。

そのウイスキーはダンカンテイラーからでているロナックシリーズのブナハーブン35年である。
 40% 750ml
 1970年蒸留、2006年瓶詰め 
加水していないのに40%ってことは複数の樽をまぜて40%以下のアルコール濃度となった樽を”救済”しているのではないかと思う。

まず香り。最初はセメダインしか香ってこない。時間がたつと梅干キャンディをシンナーにつけたような感じに変化してくる(シンナーを吸ったことがないので、あくまでも想像だが)。

そして、味は酸っぱくて苦い。飲み込むときに、身体がこれを体内に取り込んで大丈夫?って条件反射してきたので、戻しそうになった。

アフターは感じたくないが、舌にも鼻の奥にもやっかいなものがいる感じ。

このウイスキーを熟成していた樽に住んでいた天使は、とても息が酸っぱ苦い奴だったに違いない(笑)。

くどいが全くの個人的な印象なので、飲んでみておいしいと思われている方がいらしたら、ご容赦いただきたい。わたしの貧弱な舌には、おいしいとは感じられなかったのだ。

責めたい人が一人というのは、これを出すことにしたダンカンテイラーのマーク・ワットさんである(笑)。今度お会いしたらどうやってこれを作り出したか聞いてみたいし、これを市場に出した理由を聞いてみたい。少なくとも日本では売れそうにない味になっていると思う。

いや~貴重な体験をした。これを購入してくれた方と飲ませてくれたバーのマスターに感謝感謝である。

こんな味がするウイスキーはめったに飲めないので、見つけたら、ぜひとも一度体験されることをお勧めする。
Bunnahabhain_20080323

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年3月 4日 (火)

Ardbeg Almost There の比較

もうちょっとで10年で本当に熟成するということで、すぐそこに来ているというぐらいの意味だろうか。

実は、この Ardbeg Almost There には、最近になって英国で発売されたもののほうが日本で発売されたものよりもずっとおいしいという噂があった。

では、確かめてみようということで、Ardbeg Ten を頼んだときに、一緒に注文したのがこれ。

日本のラベルがついている Ardbeg Almost There と飲み比べてみた。これもいつもお世話になっているバーでお願いした。

飲んでみたところ、確かに違うっちゃ~違うけれど、Ardbeg 10 のときほど、はっきりくっきりわかる違いではない、と感じた。

皆さんも、このUKマークがついているものやついていた痕跡があったものを見つけたら、日本で発売されたもののとの違いがあるかどうか実験してみてはどうでしょう?

写真はUKマークつきの almost there と国内流通の almost there
Ardbegalmostthere_uk_3Ardbegalmostthere_kokunai_ura_2 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 3日 (月)

Ardbeg Ten 97点

長いことウイスキーに関する記事を書いていないが、飲んでいなかったわけでもないので、たまっていたネタを放出していこうと思う(笑)。

Jim Murray の Whisky Bible 2008 については、以前にこのブログで紹介したことがある。

http://bailebeag.cocolog-nifty.com/scotland/2007/11/jim_murrays_whi.html

その中で、Ardbeg 10 が、本年の Whisky of the Year に選ばれ、なおかつ 97点という最高得点を得ていることが確認できた。ただし、最も新しいバージョンのものを新たにテイスティングして、評価し直したものである点に注意が必要である。勘違いか意図的かはわからないけれど、従来品とおぼしいものを97点をつけた製品として紹介している酒販店もあると感じるからである。

今回紹介する Ardbeg10 は、Ardbeg蒸留所が Jim Murray の Whisky Bible 2008 で 97点を取ったことを記念して、その97点のボトルと本をセットで販売していたものを蒸留所から直接購入したものである(2月末でこのキャンペーンは終了している)。

このボトルを某バーに持ち込み、そのバーにあった従来の Ardbeg10 と比較してテイスティングしてみた(そのバーにはいつも大変お世話になっております)。

たしかに、この新しいボトルのほうが、舌先に感じる甘みがより甘く、舌の上全体で感じるピートがより濃厚な感じがわたしのような素人にもわかる。たしかにおいしいと感じた。

Jim Murray はいままで98点以上をつけたことがないので、97点は彼の生涯の最高のウイスキーと同じ点数だということになる。

では、自分なら97点をつけるか?といわれると、う~ん考えちゃうなぁ、という印象。

もう少し時間がたてば、この新しいバージョンの Ardbeg10 も日本国内で販売されるだろう。皆さんの評価も楽しみである。

写真はUKのマークがついた Ardbeg10 と比較した従来品(これも並行輸入品だった)
Ardbeg10ukArdbeg10heiko 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧